僕はもし自分がユーザー企画を実施したとして、イラストを投稿してくれる人がいたら、たぶん全部回ってお礼コメントをたくさんしようと試みるタイプなので、うん...そんな時間的余裕ないよね...という結論にいつも達するので、企画する予定はナシです。
しかし様々なユーザー企画にジョインしていく中で、もし自分が企画するとしたらどんなのだろう...と脳内妄想することはよくあります。
狐耳キャラ大集合とかうさ耳キャラ大集合とか猫耳キャラ大集合とかけもみみオールモフモフとか...自分のキャラや作品世界を解説するとか...それぞれの環境情報を見せ合うとか、技術的なノウハウを共有する企画とか...。何らかの形で初心者さんや術師歴が浅い人を応援する企画はどうだろう...と妄想することも何度かありました。
自分の力でここまで来たけど、最初の頃なんて1作品10いいね台がやっとでしたよ...😹
そんな中、aquariumさんのユーザー企画「ちちぷいルーキーズ」がまさにワイ氏の脳内妄想通りの企画だと聞いて!
こちらで事前告知されています(∩^o^)⊃
https://www.chichi-pui.com/posts/bba0c7e0-b63f-4fd9-b2c7-9b80d60f0ffd/2023年4月開始、総いいね2万5000超え、もう古参に分類されてしまうっぽいワイ氏は規定通り「ちちぷいルーキーズ」タグは使わず、勝手に「ちちぷいルーキーズ応援」タグを付けました。
AIイラストを始めた最初期から共に歩んできたうちの子キャラ代表の狐娘カエデ(左)、同じく代表の兎娘のお嬢様エリアーヌ・ブランシェ(中央)、「晴天アポカリプス」企画を機に加わった黒羽カペラ(右)と、けもみみの女の子3人勢揃いの同時召喚イラストにて応援作品を献上します。
ちちぷいルーキーズに幸あれ! 新しい星々が見つかり、さらに輝きますように!✨
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~3人同時召喚イラストのメイキング講座~
折角ですので今回、このイラストのメイキング講座を載せてみます。環境はローカルのStable Diffusion WebUI Forgeです。
以下、■が工程のプロセスのくくり、●がこのメイキング作品のX枚目を表します。
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■呪文のベースを創る
元にしたプロンプトはこの作品。
『みんなで歓迎パーティ/【晴アポ】スタッフ賞受賞記念!』
https://www.chichi-pui.com/posts/e7b86251-0efe-4321-91df-02efd05c6971/順番を入れ替えて中央に兎娘エリアーヌを配置、花束を持ってもらって、服装を変えます。
複数人イラストで指定が多ければ多いほどうまく行かない率が上がるので、背景の指定は最小限にとどめます。
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■拡張機能で複数人召喚
僕の知っている限りではWebUI/WebUI Forgeで...
- 昔からあるのが Latent Couple Extension
- 色々指定ができるのが Regional Prompter
- Forge専用なのが Forge Couple (正式名称はForge Attention Couple)
どれも使い方が微妙に違いますが、要は行ごとに人物・(背景・全体)の描写を分けて呪文を記述してこれらの拡張機能を使うと、複数人の登場する絵が描けますよというものです。ごく最近のSDXL系モデルだと拡張機能がなくてもいけると聞くものもあります。
今回は最近の拡張機能であるForge Coupleを使いました。
Stable Diffusionは元々正方形の画像から機械学習しているので、正方形の画像のほうが成功率が高まります。キャラクター1人の作品では縦長でも全然アリですが、今回は難易度の高い複数人なので正方形(SDXLは1024x1024、SD1.5は512x512)を指定します。
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■SDXLで3人召喚を試みる (生成24回)
Forge CoupleでSDXLモデルでの召喚、2人は以前もうまく行ったのですが3人になるととたんに成功率が下がったり、画質が下がったり、どうもうまく行かない率が上がりました。(自分の環境起因かもしれません)
24回ほど試しましたがいまいち。おまけの2枚目が比較的うまくいったものです。
●#メイキング2枚目:WAI-NSFW-illustrious-SDXL v6.0での生成例
ちちぷい内で先頭を疾走する術師陣でも話題沸騰!のナウいIllustrious系(IL系)で有力なモデルです。3キャラクターの特徴がまあまあ再現できていますが...中央のエリアーヌがオッドアイに。右端の猫娘カペラの目も設定では紫のところ服の色が波及して青緑になっちゃいました。目の色ぐらいは編集でも治せますが....カペラの腕を組んだツンデレポーズがよくありません。ツンデレなのはカペラさんでなくて元ネタのブ◎アカのセリカちゃんのほうなんや!( ;∀;)
ということでボツ。
体感ではこの拡張機能Forge Couple、SDXLよりSD1.5系の方が正常に動く割合が多い気がします。(これも自分の環境起因かもしれません)
ちちぷいルーキーズ応援イラストということもあり、ここは初心に帰ってSD1.5系で試すことに切り替えました。
モデルは拙作の作品でもよく使ってきたVすき焼きさんの定番モデル、YakiDofuMix v1 をセレクト。アニメっぽい絵柄で可愛い系になります。他のモデルより後発なので、ある程度手指も改善されて安定しています。
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■SD1.5で3人召喚、ベースとなるSeed値を求める (生成21回)
拡張機能も完璧ではなく、互いのけもみみが混ざっちゃったりします。ことに2人より3人だと成功率がさらに下がります。
hires.fixのアップスケールもなしにしてデフォルトの512x512ピクセルですることで、生成時間が半分になり時間短縮に繋がります。僕の環境ではグラフィックボードはRTX4090に強化しているので1回の生成を6~7秒でいけます。
ランダムSeedでガチャを繰り返し、3人のキャラクターの特徴を概ね再現できるまで繰り返します。
●#メイキング3枚目:21回目で出た成功例。
背景はなんか光っていますが、特に指定していないのでなんでもヨシ。女の子3人の特徴が再現出来ていて花束を持っていてニッコリしていればそれでよいので、これを採用します。ここでSeed値を固定、一般的なアップスケール2倍にして1024x1024ピクセルにして、仕上げの生成を繰り返していきます。
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■仕上げの生成を繰り返す (生成16回)
Seed値を固定しても呪文の細部を変えたり、強度を微妙に変えたりすると、SD1.5での複数召喚では細部があちこち変わります。微調整して生成を繰り返し、ベースになる1枚を求めていきます。
●#メイキング4枚目:頼んでない4人目が召喚されちゃった例
既に制作している方にはあるあるだと思いますが、こういうこともよくあります。
これはきっと、ちちぷいルーキーズ応援のためにちちぷい公式キャラのちちぷいちゃんが応援に駆けつけてくれたんや...((・ω・。)。。oO
と脳内補完して進めます。正しいちちぷいちゃんは、もっとしっかりした金髪に鮮やかな青い目なんですよね。
●#メイキング5枚目:キャラクターの特徴がおおむね再現できているが、不採用にした例
テキストで入れた通りです。修正方針の検討に当たり基本的には「修正する面積が小さいもの」を選ぶと良いです。
この絵では右側の猫娘カペラのところです。仮にツインテを絞るリボンが破綻していても修正は容易です。しかし脚のタイツが白なのをすべて黒に治すのはちょっと大変です。(i2iのinpaint等を使う手もあります) 彼女は旅する黒猫のイメージなので、せっかく黒系のワンピースなので脚も黒で色合いを統一したいところです。
向かって左側の狐娘カエデも呪文の指定通りショートパンツにしたいところです。カエデちんがフリフリのドレスを着たり照れながら巫女衣装を着るのは...レアだから意味があるんじゃ!(^ω^)
と圧倒的キャラ愛と熱量で突破してこれもボツにして、生成を繰り返します。(∩^o^)⊃━☆
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■作品に採用する1枚を決定する
しばらく生成を繰り返したら一旦止め、落ち着いてどれを採用するかを吟味していきます。
●#メイキング6枚目:採用した1枚の生成直後
ちなみにこれは仕上げの生成16回の最後の1枚でなくて、途中の6回目のものです。後からじっくり見返したら最初や途中の絵の方が結局良かった、これAI術師あるあるですね。(^ω^)
ちなみにSDXLだとこの辺はかなり改善されていて、1人のキャラクターでの絵の制作であればSD1.5ほど大量のガチャをしなくても採用候補に辿り着けます。
この1枚は右側のカペラのリボンの色が変ですが修正可能。タイツも黒。向かって左側のカエデもチェック柄のショートパンツっぽいので要求を満たしています。
また、複数人ではある程度は許容することも必要です。この1枚は右側のカペラの髪がツインテでなくツーサイドアップっぽいです。これではツインテ―ル普及委員会(嘘)の基準を満たさないような...でもまあいっか。ロングヘア設定の中央のエリアーヌの髪も短い気がするけどまあいっか、きっとこの日はこういう髪形だったんや!の精神で許容しています。😁
キャラクター1人の召喚で望みどおりに行く確率がP(x)だとした場合、2人同時だと二乗、3人同時だと三乗になって、人数が増えるほど成功率が指数関数的に極端に下がります。
例えばキャラ1人の絵で5回ガチャすればうまく行くとするなら成功確率は1/5で20%。これが2人同時だと1/(5x5)で4%、25回の生成が必要。3人同時だと1/(5x5x5)でわずか0.8%、125回の生成が必要な計算になります。4人同時だと僅か0.16%、625回になりますね。
完全に理想通りの1枚が出るまで延々とガチャするよりは、ある程度妥協したり後工程の編集でカバーしたほうが時間を有効に使えるでしょう。
これとは別に、生成後の加工は一切しない、呪文の工夫だけで乗り切ってポン出しの1枚にこだわるのだ...というスタイルの方もいます。それはそれでミニマリストみたいでかっこいいし、制作スタイルは人それぞれですね。
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■画像を見て、修正箇所を洗い出す
●#メイキング7枚目:修正箇所を丸で囲ったもの
ざっと見て修正箇所の計画を立てます。
- 向かって右側、猫娘カペラ:リボンに青が混じっているので白を強調。左手の指を少し治す。右腕の服の袖の角度が変なのでちょっと治す。
- 中央、兎娘エリアーヌ:花束を持っている指。親指は花束の向こう側にあるので見えなくなるはず。ここは目立たないのでなんとなく指が4本あればよい。
- 左側、狐娘カエデ:左手が変なので、エリアーヌの後ろに腕を回していることにして消す。右手の指も親指以外の4本が見えるように治す。
また彼女はピンク色の女物のコートを着ているので本人から見て右、読者から見て左側にボタンがあるはずだがひとつ抜けている。コートの端、インナーにも謎のオブジェクトがあるので消す。
ちなみにこの服の上に謎のオブジェクトがよく出たりする現象は、SDXLだとだいぶ改善されています。
修正方法は
- 独立ツールあるいはWebUIから拡張機能でも呼べる Lama Cleaner で消す
- WebUI/Forgeの機能のinpaintの消しゴムで消し消ししてi2iで再生成
- ビットマップ編集ができるソフトで必殺の直接修正
- ほかにも制作スタイルやツールによってきっといろいろ...
と複数あります。僕も複数使う時もあります。今回は方法が複数に渡るとファイル管理がめんどくさいので、必殺の直接修正でぜんぶ治しちゃうことにしました。
僕の制作環境では Affinity Photo 2 を愛用しています。
PCでなくスマホ術師さんだと、スマホやタブレットの小さい画面でこういう細かい編集はなかなかな難しくなってくるでしょうね。スマホアプリなら書記は無料のibisPaintによる講座は、ミラさんが解説作品を上げています。これでスマホ勢も、安心して入れるおトイレのごとく安泰です。(。・∀・)ノ゙
https://www.chichi-pui.com/illustration/posts/tags/解説----------
■画質の補正を行う
細部の修正の後で行うと修正部分の色の境い目が際立ったりすることもあるので、ソフトでの補正は細部修正の前に行っています。
補正、加工、レタッチ、編集、いろんな呼び方があります。僕の環境では Affinity Photo 2 を使っています。
機能で持っているお手軽な自動レベル補正/自動コントラスト補正/自動カラー補正/自動ホワイトバランス補正は常に一定の動作なので、作品によってうまく効いたり効かなかったりです。おまじないレベルで一応かけたりします。色合いが大事な作品は掛けない時もあります。
「トーンマップ」という機能でトーン圧縮、ローカルコントラスト、コントラスト、明るさ、彩度、温度、色合い..など色々修正が可能です。プロ御用達の Adobe Photoshop だとさらにもっといろいろあるでしょう。
ここでのコツは全作品に常に同じ補正をかけるのではなく、「作品で表現したいテーマによって微妙に変えること」だと考えています。
ぼやっとした絵はトーン圧縮を掛けたほうが引き締まることもあるし、夜背景で人物や服装が暗い絵は少し明るく、コントラストを高めた方が識別しやすいです。何かを食べたり飲んだり華やいだ絵、楽しさを表現したい絵は彩度を上げて温度感を上げて暖かくした方が良い場合もあります。逆に大都会とかサイバーパンクもの、ゴシック、寂しさを表現したい絵など、少し冷たくクールに仕上げた方が良い場合もあります。
ここは作品の肝なので、サムネ画像を常に確認しながら丁寧に、注意深く行っています。
今回はお祝いの応援絵なので、彩度を少し上げて温度感も上げ、明るく楽しげに、服の陰影がもう少し強調されるぐらいまでに微調整を施しました。
この補正系の作業も常に必要かというとそうではなく、ビビッドな色合いの絵やポップな絵、水彩系や淡いパステルカラーなんかでうまくいった絵などでは、むしろ補正しないほうが素材の良さを活かせるケースもあります。
My制作ポリシーとして、ちちぷい生成機能で生成し作品化するときは、検証の作品が多いため、文字入れなどはしてもこの画質補正はいちおうしないルールでやっています。(大昔はしたこともありました)
初期の頃のV4Bは少し暗かったのでトーン圧縮で少し引き締めて明るくするぐらいが丁度良かったのですが、途中から進化して補正しなくても大丈夫になりました。ちなみにVEGAなんかは元からキラキラマシマシ全開なので、ソフト側で自動補正してもほとんど変化がないことが多かったです(笑) 概してちち生の最近のSDXL系モデルは進化していて、画質補正しなくても色合いは元からある程度いい感じになっているものが多いですね。
またちち生はi2i機能が後から加わって組み合わせが無限に増えたので、違うモデルへのi2i、同じモデルでのi2iのX回掛け、これも画質補正と似たようなものといえるかもしれません。スマホ専用のフリーの画質補正アプリも今はいろいろあるようですね。
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■細部の修正を実施
補正をかけた後で今回は直接編集の手法で治していきます。基本は拡大・縮小を繰り返して細部と全体を両方見ながら、周囲の色をスポイトで拾って違和感がないように誤魔化していくことです。慣れれば慣れるほど短い時間でシュっとできるようになります。
一時期WACOMのペンタブも買ってみてしばらく試したことがあるのですが、そこまでいらないのが分かったので置物と化して、マウスでお絵かきしています。
●#メイキング8枚目:画質の微修正+細部の直接編集完了
この7枚目→8枚目でだいぶ差が分かるかと思います。
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■目の補正を実施
ここから自分の制作工程では、ソフトはベクターグラフィックソフトの Affinity Designer 2 に移ります。
イラストの世界で人体の顔を構成する器官のうち、もっとも重要なのは「目」である...というのはイラスト入門やキャラクターデザインの本・記事を見ると頻出です。それぐらい目の力って重要なんですねー。
ひと手間かかりますが、目の虹彩の中心の瞳孔(瞳)、光のハイライト、下部の反射光のあたりを強化します。元の画像を直接編集する手法もありますが、元絵より上のレイヤーにグローを掛けた楕円形を配置することで行っています。これだと後からの修正が容易なためです。20倍ぐらいに拡大して大きさ・位置を微妙に調整しながら行います。この時元の画像の目の描画に変な所があるのに気付いたら(ハイライトの形が変など)、Affinity Photo 2に戻って画像直接編集で治してから戻ってきます。
拙作の作品世界のアイデンティティのあるキャラクターたちは全員目の色の設定が決まっているので、この色を配置します。
古代中国の人が竜の絵を描いて最後の最後に瞳を描くエピソードから「画竜点睛(がりょうてんせい)」ということわざがあったり、だるまさんやこけしに瞳を書き入れる作業がありますが、イラストでもこれをやると目ぢからが全然違うんですよねー。
●#メイキング9枚目:目の補正終了
8枚目→9枚目で目ぢからが上がっているのが見て分かるかと思います。
他にも瞳を制御するLoRAとか、呪文の段階で目を光らせたりもあり、まあ制作スタイルによって様々ですね。
手元にある最近のSDXL系モデル...たとえば ShiratakiMix XL v2 とかちちぷい内で注目されている WAI-NSFW-illustrious-SDXL なんかは補正しなくても目がけっこう綺麗に出てくれます。ちち生モデルも最近のSDXL系モデル、SEEKERやHALOはけっこう目が綺麗ですね。EMERALDは顔アップだと綺麗ですが引いた構図だと目の色がやや濁って見える時がありますね。
というように、今後の画像生成AIの進化と共に、目の補正の工程はより不要になっていくかもしれません。SD1.5系モデルは目が弱い時があるので、補正すると効果が出ます。
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■作品用のオブジェクトを配置
●#メイキング10枚目:企画などのタグ名、エンブレム+キャラ名を配置
今回はキャラクター3人なのでちびキャラはやめてそれ以外にしました。エンブレムは別だしで正方形の画像でAIで生成し仕上げています。キャラ名のカラー構成もイメージに合わせて決めています。
- 左側、カエデ:元気で活発なキャラクターなので暖色系、狐の毛並みや秋のイメージでオレンジのグロー
- 中央、エリアーヌ:上品なお嬢様キャラなのでエレガントなフォントを上品なグレーで囲う
- 右側、カペラ:神秘的な紫の瞳の色でグローをかける
こういうオブジェクトの配置はよくやります。自分の作品であることの表現や署名代わり、盗作防止、無断転載や勝手な学習への警戒...の意図もありますが、ほかにもさりげなく使って絵の破綻を隠せるというテクもあります。
丁寧に服の破綻や指を治したんだけど、作品にしてみたら文字やエンブレムで隠せたから結局最初からやらなくてもよかった...はい、これもあるあるです(^ω^)
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■タイトル文字を入れて完成!
●#メイキング11枚目:完成!
今回は絵の中でオブジェクトがなく、色の変化も少なくて平坦でやや寂しい、エリアーヌ(中央)とカペラ(右)のスカートの部分を中心に文字を配置してバランスを取りました。これにて、1枚目のメイン作品が完成です。
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自分の場合ですので違うやり方もおおいにあるでしょう。最終的に出来上がって読者の目に届くのは何枚かの画像ファイルでも、そこに至る道が無数にあってAI術師によって制作スタイルが違うところが、創作活動としてのAIイラストの面白い所だと思っています。
■ついでに商業書籍紹介など
ネット上にも画像生成AIでのメイキング記事はよく見つかります。画像生成AIを使った信頼できる商業書籍も既に何冊か出ており、以下を実際に読んだ上で勧めできます。
- 『はじめてでもここまでできる Stable Diffusion画像生成[本格]活用ガイド』2024/3月刊行
- 『画像生成AI Stable Diffusion スタートガイド (Generative AI イラストレーション)』2024/3月刊行
- 『画像生成AI メイキングテクニックガイド (Generative AI イラストレーション)』2024/9月刊行
2023/3月刊行の『Stable Diffusion AI画像生成ガイドブック』は情報が既に古いので上の3冊がお勧めです。
AIに関係なくイラスト講座であればこちらもネット情報でいろいろありますし、SNSだとpixivにはそうしたメイキング系の投稿作品もよく見られます。僕はWebデザインを通しいろいろ学んできましたが、AIイラストで活動するにあたり改めて、キャラクターデザイン、イラスト入門、ポーズ、構図、配色、衣装、デザインなどなどの商業書籍も何冊か読んでみました。こうした様々な引き出しも役に立つと思います。😺
以上、ルーキーズ応援のメイキング講座でした。
ルーキーズの方もどぞお気軽にコメントください (∩^o^)⊃━☆