力を手にする時
空は灰色に染まり、街は静まり返っている。
ただ一人、女子高生のダリ子が廃墟と化した街を彷徨っていた。
彼女の目に映るのは、かつての日常を飲み込んだ異形の生物たちの姿だった。
人々は抵抗することなく、次々とその魔の手に落ちていった。
ダリ子は全てを失いながらも、なぜか生き延びていた。
彼女がたどり着いたのは、崩れかけた古い家。
その家に足を踏み入れた瞬間、背後から異形の生物が襲い掛かる。逃げ場を失った彼女に、絶望しかなかった。
しかし、その時、家の隅にあった古ぼけた本が光を放ち始めた。
本は宙に舞い、ダリ子の手に力を与える。彼女はその力を使って、異形の生物を退けることに成功する。
だが、その力には代償が必要だった。何を失うことになるのか、その答えを知らずに、ダリ子は戦いに身を投じるのだった。
作:コパイロットさん
呪文
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