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ウェスティリア北東部の街

使用したAI niji・journey
前:https://www.chichi-pui.com/posts/cb63b8c8-0f13-4bcc-babd-01b703055df5/
過去:https://www.chichi-pui.com/posts/712ad77a-92fc-43ab-bcc1-a1400dbdb9a9/

旧友からの連絡があって2日後の朝、キリカはハーフェンシュットに居た。
彼はこの都市にある大学に在籍しており、発見された史料を直接見せてもらうために訪れたのだった。史料は複写転送されていたため内容にはすでに承知済だが、装丁であったり紙の質といった、文字以外の情報は直接見たほうが良い。そういった情報から、思わぬ発見ができることも多いからだ。
そして、この街に訪れたかった理由はもう一つあった。その史料は、どうやら、ある交渉官の個人的な手記のようで、「彼女」がちょうどハーフェンシュットに居たときに戦争が始まったことを知ったということが記されていたのだ。その始まりの街ということで、何か得るものがないかと期待していたというわけだ。
とはいえ、あくまでも手記の一部が見つかっただけで、持ち主についての情報はほとんどない。唯一、開戦を知った後の移動の最中に耳飾りを落としてしまったという記載があり、当時は主に女性が身に着ける物であったため、おそらくこの交渉官は女性だろうと考えている。
手記について、考え事をしながら歩いていると、水路をまたいで橋のかかる立派な石造りの建物の前に来ていた。ここは、かつて、この国で最も古くからある商社が拠点を構えていた建物だ。多くの改築を経て、姿は変わっているが、今でもその商社の支店が入居している。
街は、何度かの戦争によって多くの被害を受けていることもあり、この商社ビルのように姿を変えている建物も多いが、現代的な建築と中世などの伝統的な建築が融合する魅力的な観光地となっている。古くから国内外の貿易拠点であったため、かつても賑やかではあっただろうが、今では国内外の観光客も多くかなり賑やかな街となっている。
しばらく歩き続けていると、歴史資料館に着いた。ハーフェンシュットや周辺地域、ウェスティリア全土の歴史や歴史資料が多く展示されており、国内随一大きさを誇る資料館となっている。
もちろん、ほとんどの史料について、空で説明できるほどの知識を持ってはいるが、やはり実物を見ると何度でも新しい発見があるものだ。
午前中は、資料館を見たあと、お昼は街の特産品であるシュトロントリッターというカニの料理を食べようと計画していた。この街には何度が来ているものの、毎回機会を逃していたのだ。見つかった史料が一番の目的ではあったが、カニもかなり楽しみだ。ハーフェンシュットの特産品で、濃厚でぷりぷりとした身がとても美味しいらしい。
しまった……カニのことを考えていると、さっき移動中に朝ごはんは食べたのにお腹が空いてきたな……。


続く────

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