カフェでちょっとひとやすみ 『 ネコカノ ーネコの彼女とデートをするー』
「カフェでひとやすみしよっか」
僕は猫族の娘コユキさんとデート中、
本人いわく、街を散歩したとのことだ。
ずっと住み慣れた街だから、僕にとっては新鮮味はないけど、彼女は眼を輝かせて、
質問してくる。
「楽しいにゃね~」
「そういってもらえて嬉しいよ、僕も」
猫耳がフサフサと動いてる、
感情が耳を通してわかるから、見てて飽きない。
「猫ちゃんたちが寄ってきたね」
「本当だにゃ」
僕らの周りには猫がいっぱい、すり寄ってきた。
「かわいいにゃ」
「癒される~」
僕らの顔は緩む、
「あっ疑問に思ったんだけど猫族と猫って何が違うの」
「系統は同じだけど、獣人として進化した感じかにゃ」
「なんだか、ざっくりしているな」
「まぁ、人も同じだと思うけどにゃ」
クッキーを1枚食べるコユキ、
「確かに、僕らも昔はどうだったのかなんてわからないところが多いね」
「でも、こうしてカナタ巡り会えてよかったにゃ」
「だね」
僕らは談笑しながら、甘いお菓子に舌鼓をうつ。
猫カフェにて、楽しむ二人、
それは彼らに、とって和やかな一幕。
呪文
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