竜と暮らす街
そんな噂を聞き街を探している冒険家ちちぷいちゃん。
彼女は山奥の閑静な街で竜と赤髪の少女に出会う。
(ほ、本当にいた!)竜を刺激しないように喜びで駆け出したくなる気持ちを抑え少女に話しかける。
小さな頃から家族のように接していると話を聞いている間も、竜は大人しく少女に抱きつかれたままでいる。
ちちぷいちゃんの羨望の眼差しを感じ取ったのか、「撫でてみる?」と少女が言う。
「是非!」少し大きな声になってしまったが竜は驚いた様子もなくこちらを見ている。
恐る恐る体に手を伸ばしそっと触れ、撫でさせてくれた優しい竜に思わず涙が滲む。
「良かったねお姉さん!」ときっと幸せな笑顔になっていた私に少女は微笑む。
「ありがとう!」ちちぷいちゃんは長い旅の末に目的の街に辿り着けたのでした。
呪文
入力なし
コメント
コメントをするにはログインをする必要があります。