無慈悲な機械天使の啓示(テーゼ)

2024/07/13

使用したAI その他

空は青く澄んでいた、けれど、今はもう存在しない世界。
闘う度に誰かが死に、私のために伏していく。
悪魔は殲滅した、然れど、
人類は彼らを責め立てた。

「うちの子をどうして、助けてくれなかったの？」
「お前たちのせいでうちの会社はボロボロだ」

彼女のハートは壊れてゆく。
感謝の言葉はなく悲しみと憎悪に満ちた
思いに彼女の心は壊れた。

「コロス」

「なんだって？」

「コロスっていったのが聞こえなかったのかよ！」

少女の銃口が守るべき人間に向けられる。
守るべき？守る必要なんてあるのか？
人間は常に身勝手で、
今まで死んでいった天使たちと比べ魂の純度が酷く汚れていた。
むしろ、悪魔の方が敵であれど、いきいきと自由であった。
悪魔よりもたちが悪く、怖い生き物、それが人間だった。

「ごめんね、ワタシは皆が救った命、無駄だったみたい…」

辺りには血と肉の塊がころがっていた。
黒いアスファルト上には赤く染められあげ、鉄と焦げた匂いが漂う。

汚れた手を見て、空を見つめる。
灰色に染まる心、
彼女は天使から、堕天使になったのを
自覚する。
心が真っ黒に染まって、自身の中に優しさなどなくなって…

「ミカエル様、彼女は」
「残酷な天使の再来か…」

ミカエルは亡き弟と彼女を面影を重ねる

「アイツは優しすぎたのだ、人を思うばかりに壊れてしまった…」

アイツ、かつての弟と今、眼前の彼女、
墜ちてしまったからには

「彼女を倒すしかない、苦しみから救ってやるにはな」

ミカエルは純白のブレードソードを構え、

「天翼ー突ー」

少女目掛けて突撃する。

(猫メモ)
闇の気持ちが高ぶっているので、創作に昇華させました。『残酷な天使のテーゼ』、今の気持ちはこれかなと思います。繊細な心とどうにもならない状況に苦しみをどうすればいいか。本作の天使少女は絶望し、人を救っても人間は醜いんだと知って、絶望する。なかまたちの犠牲、もし、生きてたら制止する者がいたのかもしれないですね。しかし、孤独になってしまったがゆえに、誰も彼女の心をなぐさめてなどくれず、暴走に至るわけです。天使だから、完璧などないんです。天使も心を持っています。故に、心の不完全さと未熟さが本作を描くうえで覆う核なるものだと考えています。『エヴァンゲリオン』旧劇を見て、絶望したいですね。

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