祝いの花も遠雷のようで
しかし暫く間があって空を切るような音、続けてぱらぱらと弾けるような音が聞こえ、はたと気付く。
これは、花火の音。
どうやら、事はうまくおさまったらしい。
野良狐一匹、のこのこ出張ったとて何かが変わるとも思えんが、ま、そんな必要もなかったようじゃな――
となれば、呑まねばなるまい。
自分が直接関わったか否かなんてのは些細なことだ。
誰にも知られず、杯を傾けた。
ここから祝いの花は見えない。ただ遠雷のように音だけが夜を伝ってくるばかりであった。
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狐ってめっちゃくちゃ耳がいいらしいので見えないくらい遠くからでも花火の音だけ聴こえたりしてるのではと。
呪文
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