月曜日に捕えられた女⑩
最近は我らに歯向かう者もいなくなっていたのでなぁ。今日は楽しかったよ。」
次々と戦士達が囚われているのは勿論知っていた。
だが私には使命がある、だから今まで皆を助ける事が出来なかった。
「一つお前に聞きたいことがあるんだが・・・
もう戦士はお前が最後の1人なんだよなぁ?誰かの事匿ってたりしないよなぁ。」
「私が最後の戦士だ!」
男の目を睨みつけながら言い放つ。
「おい、ちょっとこっち来い!」
男は後ろに立つ男に声をかける。
「コイツはな、ちょっとした特殊な力があってな。相手の頭の中が読み取れるんだ。まぁ、お前が嘘を付いてるなんて思ってないが念の為だ。」
くっ!なんて事!
男は私の頭に手をかざすと、目を瞑り私の頭の中を読み取ろうとする。
「どうだ?コイツの言ってる事は本当か?」
しばらく間があった。
「いえ、この女何らかの力で私に頭の中を読ませないようにバリアを張っています。」
「ん〜?おかしいなぁ。お前の言ってる事が本当なら頭の中をコイツに読ませりぁいいのによ。何で隠す?まだ誰かいるのか?」
私は何も答えない。頭の中は絶対に読ませない。
何度やっても無駄な事だ。
だが男は何故か楽しそうに笑っている。
「そうか〜。バリア張ってんのかぁ。なんかバリアを突破する良い方法なかったっけかなぁ」
「はい、バリアを張るには精神の集中が必要なはず。最も簡単な方法は強烈な快感を与え、エクスタシーの瞬間ならばバリアも解除し読めるはずです。」
「そんな楽しそうな方法があるんだなぁ。それじゃあお嬢さん。これからここにいる全員でお前にぶち込んでやるから一緒に楽しもうじゃないか。最近俺たち女はご無沙汰だったから、ちょっと荒々しくなるかもしれんが許してくれよ。」
か、考えろ。この現状を突破する方法を!
だが、まもなく彼女は何も考える事が出来ぬほどの強烈な快感を休む暇もなく与えられ続け、エクスタシーの瞬間ついに頭の中を読み取られてしまう。
「やっぱりもう1人、本当の最後の戦士を隠してやがったか。」
あなたの事がバレてしまった。何とか逃げ延びて。
呪文
入力なし