修学旅行、最後の夜。
使用したAI
Dalle
俺は今、修学旅行で京都にいる。
と言っても、親の実家がここに有るからしょっちゅう来ているし、正直全然新鮮味が無い。
漫画とかみたいに修学旅行ならではのハプニングが起こるでもなく。
淡々と日程をこなして、明日が最終日。
そう思うと、何か虚しい…。
とか、そんな事を考えながら布団の中でうとうとしていると、隣で寝ている新岡が俺の服の裾を引っ張ってきた。
「市川…。起きてる？一緒にトイレ行かない？」
「は？俺は別に行きたくねーし。てか何で寝る前に行っとかないんだよ。一人で行けよ。」
「一人で行くの怖いんだもん。ねぇ…。」
「んだよ。S学生じゃねぇんだからよ。めんどくせぇな…。」
と、口では言っておきながら、俺は実は嬉しかった。
何故なら、新岡は俺の初恋の相手…。
隣で寝るってだけでちょっとテンションが上がってたのに、二人きりになれるチャンス！
俺はイヤイヤ付いて行くふりをして、一緒にトイレに向かった。
…が、新岡はツレ〇〇〇するのは恥ずかしかったらしく、個室に入ってしまった…。
って、何を期待してたんだ俺は。
「ごめんね。付いてきてくれてありがとう。…。……。」
「どうした？部屋に戻ろーぜ。」
用を足しても部屋に戻ろうとはせず、何か新岡の様子がおかしい。
「もう少しこの辺を歩いたりしない？」
「は？この辺って、廊下しか無いんだが。」
そうツッコむふりをしながら勿論、俺はウキウキしていた。
同じクラスなのにあんまり話とかした事が無かったし。
「あの…。市川って好きな人とかいる？」
好きなのはお前だよ！などと言えるはずもなく…。
「んんん？ああ…、別にそういうのは特にいないけど…。三上とか良いよな。おっぱい大きいし。」
名前を出しておいて悪いけど、三上はちょっと顔立ちが新岡に似てるかも？ってだけで全く何とも思ってない。
ごめん三上。
「そう言うお前は？好きなヤツいるの？」
女子の名前が出たら嫌だったし、俺じゃない男の名前が出るのはもっと嫌だったけど、話の流れ的につい聞いてしまった。
「僕は……。市川が好き…。」
それを聴いた瞬間、全身の毛穴がキュッとしまるような感覚がして、俺の心臓が急にドキドキし始めた。
(市川ってどの市川だ！？少なくとも同じ学年には市川って俺しかいないけど…。)
「一年の時さ、僕が女っぽくてキモいとか言われてイジメられてた時、市川が助けてくれたでしょ。あれからずっと市川の事カッコいいなって思ってて…。いつの間にか好きになっちゃってて…。」
(マジか！？マジで俺の事なのか！！)
「…。でも市川はやっぱり女の子が好きなんだよね…。変な事言ってごめん。今言った事は忘れて…。」
「ちょ、待てよ！実は俺もお前の事が！！」
「えっ…？」
「俺、皆が女子の話しててもツマンネー話してるなーとしか思えなかったり、可愛い女子がいても付き合いたいとか思えなかったりして、俺っておかしいのかなとか思ってたんだけど、お前に初めて会った時にわかったんだ。俺は女じゃなくて男を好きになる人間なんだって…。」
「そんな…。それじゃあ僕達、ずっと両思いだったの……！？」
新岡は顔を真っ赤にして、そのまま黙り込んでしまった。
その時は多分、俺の顔も真っ赤だったと思う。
二人でそのまま泊まってるホテルの消灯された廊下をグルっと一周りした頃、突然新岡が立ち止まって、俺の顔を見つめた後、ゆっくりと目を閉じた。
(えっ！？これって…。Kiss？Kissを待ってるよな！！？)
面白くもない修学旅行だと思っていたのが、最後の夜にこんな事が有ったら良いな…が次々に起こって、好きなヤツとKissまでなんて。
これが夢じゃありませんように…。
例え夢でも、まだ覚めないでくれ…。
俺は新岡の唇に、自分の唇を重ねた。
柔らかくて温かい…。
本物のKissは、チョビ美(註:市川の家の猫)やペン太(註:市川の家の犬)にチュウするのとは、やっぱり違った。
二回、三回とKissを重ねる内に、俺は下半身が熱くなるのを感じ……って、ヤバいだろ！
新岡に気付かれたら軽蔑されるっ……！！
と、思った矢先に新岡に気付かれてしまった！！！
すると、新岡は上気した顔で俺の腕を掴み非常口へ……。
「ここなら多分、誰も来ないよね。せっかくの修学旅行だもん、二人で絶対に忘れられない思い出を作ろ…？ね…？」
(マジかよ…。新岡がこんな大胆なヤツだったなんて…。)
俺はもう何もかもよくわからなくなって我慢できなくなって、ただ新岡を思い切り抱きしめた。
そして新岡の……を
………して
…………て………
た………………
─突然ですがここで問題です。
この後二人はどーなったでしょうか！？
１:全部夢だった
２:先生に見つかってめちゃくちゃ怒られた
３:極悪不良男子達に囲まれて二人一緒に一晩中〇〇された
４:偶然漫研の腐女子に目撃されていて事の一部始終を薄い本にされて即売会で売られた
５:二人きりで愛を確かめ合ってHAPPY END♡
さて、正解は？
あなたの選んだ答えが正解です☆
と言っても、親の実家がここに有るからしょっちゅう来ているし、正直全然新鮮味が無い。
漫画とかみたいに修学旅行ならではのハプニングが起こるでもなく。
淡々と日程をこなして、明日が最終日。
そう思うと、何か虚しい…。
とか、そんな事を考えながら布団の中でうとうとしていると、隣で寝ている新岡が俺の服の裾を引っ張ってきた。
「市川…。起きてる？一緒にトイレ行かない？」
「は？俺は別に行きたくねーし。てか何で寝る前に行っとかないんだよ。一人で行けよ。」
「一人で行くの怖いんだもん。ねぇ…。」
「んだよ。S学生じゃねぇんだからよ。めんどくせぇな…。」
と、口では言っておきながら、俺は実は嬉しかった。
何故なら、新岡は俺の初恋の相手…。
隣で寝るってだけでちょっとテンションが上がってたのに、二人きりになれるチャンス！
俺はイヤイヤ付いて行くふりをして、一緒にトイレに向かった。
…が、新岡はツレ〇〇〇するのは恥ずかしかったらしく、個室に入ってしまった…。
って、何を期待してたんだ俺は。
「ごめんね。付いてきてくれてありがとう。…。……。」
「どうした？部屋に戻ろーぜ。」
用を足しても部屋に戻ろうとはせず、何か新岡の様子がおかしい。
「もう少しこの辺を歩いたりしない？」
「は？この辺って、廊下しか無いんだが。」
そうツッコむふりをしながら勿論、俺はウキウキしていた。
同じクラスなのにあんまり話とかした事が無かったし。
「あの…。市川って好きな人とかいる？」
好きなのはお前だよ！などと言えるはずもなく…。
「んんん？ああ…、別にそういうのは特にいないけど…。三上とか良いよな。おっぱい大きいし。」
名前を出しておいて悪いけど、三上はちょっと顔立ちが新岡に似てるかも？ってだけで全く何とも思ってない。
ごめん三上。
「そう言うお前は？好きなヤツいるの？」
女子の名前が出たら嫌だったし、俺じゃない男の名前が出るのはもっと嫌だったけど、話の流れ的につい聞いてしまった。
「僕は……。市川が好き…。」
それを聴いた瞬間、全身の毛穴がキュッとしまるような感覚がして、俺の心臓が急にドキドキし始めた。
(市川ってどの市川だ！？少なくとも同じ学年には市川って俺しかいないけど…。)
「一年の時さ、僕が女っぽくてキモいとか言われてイジメられてた時、市川が助けてくれたでしょ。あれからずっと市川の事カッコいいなって思ってて…。いつの間にか好きになっちゃってて…。」
(マジか！？マジで俺の事なのか！！)
「…。でも市川はやっぱり女の子が好きなんだよね…。変な事言ってごめん。今言った事は忘れて…。」
「ちょ、待てよ！実は俺もお前の事が！！」
「えっ…？」
「俺、皆が女子の話しててもツマンネー話してるなーとしか思えなかったり、可愛い女子がいても付き合いたいとか思えなかったりして、俺っておかしいのかなとか思ってたんだけど、お前に初めて会った時にわかったんだ。俺は女じゃなくて男を好きになる人間なんだって…。」
「そんな…。それじゃあ僕達、ずっと両思いだったの……！？」
新岡は顔を真っ赤にして、そのまま黙り込んでしまった。
その時は多分、俺の顔も真っ赤だったと思う。
二人でそのまま泊まってるホテルの消灯された廊下をグルっと一周りした頃、突然新岡が立ち止まって、俺の顔を見つめた後、ゆっくりと目を閉じた。
(えっ！？これって…。Kiss？Kissを待ってるよな！！？)
面白くもない修学旅行だと思っていたのが、最後の夜にこんな事が有ったら良いな…が次々に起こって、好きなヤツとKissまでなんて。
これが夢じゃありませんように…。
例え夢でも、まだ覚めないでくれ…。
俺は新岡の唇に、自分の唇を重ねた。
柔らかくて温かい…。
本物のKissは、チョビ美(註:市川の家の猫)やペン太(註:市川の家の犬)にチュウするのとは、やっぱり違った。
二回、三回とKissを重ねる内に、俺は下半身が熱くなるのを感じ……って、ヤバいだろ！
新岡に気付かれたら軽蔑されるっ……！！
と、思った矢先に新岡に気付かれてしまった！！！
すると、新岡は上気した顔で俺の腕を掴み非常口へ……。
「ここなら多分、誰も来ないよね。せっかくの修学旅行だもん、二人で絶対に忘れられない思い出を作ろ…？ね…？」
(マジかよ…。新岡がこんな大胆なヤツだったなんて…。)
俺はもう何もかもよくわからなくなって我慢できなくなって、ただ新岡を思い切り抱きしめた。
そして新岡の……を
………して
…………て………
た………………
─突然ですがここで問題です。
この後二人はどーなったでしょうか！？
１:全部夢だった
２:先生に見つかってめちゃくちゃ怒られた
３:極悪不良男子達に囲まれて二人一緒に一晩中〇〇された
４:偶然漫研の腐女子に目撃されていて事の一部始終を薄い本にされて即売会で売られた
５:二人きりで愛を確かめ合ってHAPPY END♡
さて、正解は？
あなたの選んだ答えが正解です☆
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