エルフの森防衛戦:灰髪エルフと紋章魔術
故郷を守るために立ち上がった森エルフの兵士たち、どこからか現れた英雄、妖精や獣人、不思議な力を持つ少女、不思議な服装をした異界からの来訪者。防衛軍は種族も成り立ちも能力も雑多な混成軍である。侵略者たちもまた、人間に雇われの傭兵、亜人や魔物や魔獣、様々な種族からなる混成部隊だった。
森の各所で衝突地点は大小様々に、戦いは始まっていた。
獣や魔獣を主体とした軍団に襲撃を受けようとしていた防衛線に現れた、一人の魔術師の青年がいた。
「ここは私が。魔力が尽きた術師、負傷した戦士は下がって手当を。できるだけ数を減らしておきましょう」
魔術師のローブは青。薄日に照らされる髪は森エルフに多い美しい純銀ではなく、老人のようにくすんだ灰色。眼鏡の奥の細められた目は群青色に輝いている。そしてその耳ははっきりと尖っていた。
「私はこの森の生まれではないし、遠い遠い異国の出です。しかも森エルフの血は半分しか引いていない半端者だ」
声をかけてくるエルフの魔術師たちに自虐気味に答え、灰髪エルフの魔術師オルウェン・ケレブラントは前に出た。
「この森の皆さんには借りも貸しもありませんが、遠い親戚のよしみです。今回は力を貸しましょう。さて...」
落ち着き払って前を向き、オルウェンは大型魔術の詠唱の準備に入った。
「あそこで吠えている魔獣は狼よりも大きい...ダイアウルフの類か。ふむ、となるとゴブリンを背に乗せ一気に強襲してくる寸法ですかね。
動物は火を嫌うが森エルフもまた嫌う。ゆえに防衛軍は火を使ってこない。とでも思ったか...だが、魔力の蒼い焔ならばどうかな?」
不敵にほほえむと、大きな魔術師の杖を背後に、右手を前に。この森のエルフたちも知らない古代の異国の言葉が、青年の口から洩れる。
その右手に重なるように、水色に輝く魔法陣が浮かび、奇妙な紋章がいくつも現れる。魔法陣は見る間に空中で何重にも重なり、強力な魔力のエネルギーを帯び始めた。
「こちらの地方では紋章魔術はあまり研究されていないようだ。
私もかつては天慧院で“魔焔の射手”の称号を授かった身。お見せしましょう、異国の技を...!」
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という一幕ということで....
ぷい丸さんの対戦型ユーザー企画「エルフの森を守れ」に参加なのです。
最後は魔王サイドの優勢で盛況&好評のうちに終わった前回の「ちちぷいクエスト」。拙作の作品世界からはファンタジー世界を冒険者パーティが旅している「巡礼騎士シリーズ」の3人で参加しましたが...ファンタジーものなので今回も同じメンバーで、「エルフ一行」サイドで参加します!✨
まずは冒険者パーティから...うちの男エルフを食らえなのじゃ(^ω^)
オルウェンのおしくらカード→ https://www.chichi-pui.com/posts/7fd7f224-3b6e-449b-988d-eab7b1ae4251/
・「ちちぷいクエスト」企画では油絵風の画風を指定していたので、今回は3人とも水彩画風、動きのあるアクションシーンのテーマで...という共通点にしています。
・オルウェンさんは以前のジト目企画では全力で jitome していましたが、今回は少し強度を弱めています。
・chanting magic で魔法を唱え、magic circle で魔法陣を召喚。細かい指定はしていないので様々な場所に召喚されるのですが、今回は強力な攻撃魔法をこれからブッパしちゃいそうなものをセレクトしました。😁
モデル:Shiitake-Mix v1 アプスケ1.2倍+加工
フォント:Great Vibes
おまけ:
魔法を唱えている他のバージョンのオルウェンさんです。
【追記】いよいよ始まったエルフの森を守れ企画、2025年3月31日のデイリー呪文あり17位、SXLで8位ありがとうございました~。男性キャラで10位台は健闘でござる😁
呪文
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イラストの呪文(プロンプト)
イラストの呪文(ネガティブプロンプト)
- Steps 20
- Scale 7.5
- Seed 3313692909
- Sampler DPM++ 2M Karras
- Strength 0.65
- Noise
- Steps 20
- Scale 7.5
- Seed 3313692909
- Sampler DPM++ 2M Karras
- Strength 0.65
1件のコメント
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今日が2日目の「エルフの森を守れ」企画、2025年3月31日のデイリー呪文あり17位、SXLで8位ありがとうございました~。男性キャラで10位台は健闘でござる😁
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