小説『ロボカノ零壱/研究ベース完成!』【ニャンノ世界】
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【絵物語】
『ロボカノ零壱/研究ベース完成!』
時はUnderwearCentury(下着時代)
彼女は、ロボカノを開発する博士の助手であり、ロボカノやロボットのための下着を開発するために構築された電盤装式用の人型モデルである。
彼女はObject調査団に配属されることが決まっているかは未定である。
そう、何もかも定まっていないため、
可能性が未知数…つまるところ、謎の存在なのである。
「うーん、ワタシの名前も忘れてしまったなぁ」
おまけに博士は自身の名前を忘れる始末
「マスターご命令を」
ここで、もし、
聖杯戦争よろしく
「よし、爆発しろ」
と命じたら、この物語はここで試合終了なのだが…そうはいかない…
なんせ、ニャンニャンダ島に研究施設を作ったのはUnderwearCentury(下着時代)とあるように下着が、これからの人の可能性を紡ぎ出すにふさわしい存在となりうることを、彼は知っていたからだ…
止まることのない…自己矛盾の先にあるのは、ある種の既定化されたプロセスに対する反抗なのかもしれない…
空という物は本当に宙なのだろうか…
上着は本当に上着なのだろうか…
博士は思う…タンクトップは肌着だとするが、肌着もまた下着なのではないかと…
水着も思うのだ、下着ではないからこそ、水着であって、水を泳ぐための下着は水着ではないかと…
そう、博士はここで気づく…
自身が記憶消失してしまった原因には
こうした、哲学的な弁証法が、
彼の脳内をパンクさせて、あるいは、思考の螺旋階段へと至らせたのかもしれない…
いわば、バックルームズ、想像世界のバックルームズは脱出することのできない、膨大で壮大な虚構の領域で紡ぎだされていた。
いわば、マトリックス…ニャンニャンダ島はマトリックス状態であった。
「マスター、ご命令を」
とりあえず、博士は電盤装式を身につけた、ロボカノ零壱に命ずる…
もちろん、爆発ではない、別の可能性…
「飲み物を飲みたい」
「了解しましたマスター、八卦ー風ー」
ビュンと足に風が現れ、
買い出しに行かせた
ニャンニャンダ島は暑く、
常夏の島である。
ゆえに博士が名前を思い出すまでは
じっくりとゆっくりと、
海の水面を見つめることしかできなかった。
時おりアミガルズ海軍の
タカオ型巡洋艦タカマツやシマカゼ型駆逐艦カサマツが航行したり、ワカメの下着を身につけたメタモル爺さんが暴れていたりとカオスながらに、ニャンノ世界らしい光景が広がっていて、博士は微笑んでいた。
さながら、芸術的思考と哲学的思考が混ざりあってできた怪文書的な発想が導きだしたアートなのかもしれない…
腕を伸ばして瞳を閉じる
ある種、ここは擬似的楽園…
人類社会の日常が残ったわずかな場所…
恒久的平和ではないが、
穏やかで平穏な日々のなかで
思考実験ができるのは、
博士にとっての何よりの御褒美だった。
ニャンニャンダ島にてロボカノ研究が始まる。時に笑い、時に狂気に、時に涙ありの
ロボカノReがスタートだ!
「さて、電盤装式を他のロボカノには、まだ早いか…」
とブツブツ言いながら、データを組み込んでいく名前を忘れた博士がいた。
呪文
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