駆け込み乗車にご注意ください。
敵と交戦中である彼の援護に向かう為に、早く!
機体を発進させようとした時に突然背後から口を押さえられる。
突然の事に声も出ない。
こんな狭いコックピット内に私以外に人がいる!!?
わずかに頭を動かし背後を見ると3人の男が立っていた。
男にそのまま後ろに引きずられ、席から転げ落ちる。
「おい、操縦変わってやれ!」
男の中の1人が私の代わりに席に座り操縦を始める。
「俺も後で楽しませてくださいよ。」
「わかってるって。俺達がヤリ終わるまで撃ち落とされるんじゃねえぞ。」
操縦席の男と目の前の2人の男。
手を縛られ座り込んだ私を見下ろす2人の男は隆々とそそり立つモノを私に突きつけ、
「どうすりゃいいかわかるだろ?さっさとしゃぶってくれねえかなぁ?」
そ、そんな事するわけない!!
何も言わずに睨みつけてやる。
「おいおい、言う通りにしてくれねえと彼氏の機体が吹っ飛んじゃうぜ?」
男がそう言って握りしめたリモコンボックスのようなモノを見せてくる。
「あそこで戦ってるのお前の彼氏だろ?あの機体のコックピット内に小型爆弾仕掛けたんだよ。コイツが。なぁ?」
「ああ、機体の装甲にはダメージはないだろうが、コックピット内にいる人間はバラバラだろうな。」
「早くしないとこれ押しちゃうよ。どうするの?するの?しないの?」
そ、そんな脅しにのるものか!嘘に決まってる!
味方殺しは重罪・・・・
カチッ!
お、お、お、押した!!?
ほら、何にも起こらない。全部ハッタリよ!
ここから見える彼の機体は今も敵と交戦中。
ん・・・
彼の横で一緒に戦っていた機体の様子がおかしい。
敵の攻撃を避けたまま次の動作に移らない。
機体は惰性で後方へ流されていく。
明らかにおかしい動き。
敵はそんな機体に容赦なく砲撃を放ち・・・
味方の機体の上半分が吹き飛んだ。
「ありゃ、こっちのボタンはお前の彼氏の方じゃなかったな。こっちのボタンだったか。」
男が見せるリモコンボックスにはボタンが二つ。
「お前がさっさとしねえから味方が1人撃ち落とされちまったじゃねえかよ。」
コイツらがやったと言う証拠はない。
でもさっきの撃ち落とされる前の機体の動きは明らかにおかしかった。
コイツらがやったのだ。
だけど何も知らない人が見たら撃ち落としたのは敵の砲撃。
「じゃあ、改めてお前の彼氏のボタンを・・・」
「待って!!!」
私は2人のモノに手を伸ばす。
ここからでもわかるひどい匂い。
嫌だ、こんなの舐めたくないよ・・
呪文
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