オレンジブロッサム
「まあ、ご結婚されるんですね!それはおめでとうございます!」
「もし宜しければ、私から一杯ご馳走させていただけないでしょうか?はい、ありがとうございます。それでは少々お待ちくださいませ♪」
・・・カクテル製作中・・・
「お待たせいたしました。オレンジブロッサムです。」
「ジンとオレンジジュースをシェークして作る、シンプルなカクテルです。ジンの飲みごたえが、オレンジジュースのフルーティーな味で上手くまとめてくれる味ですね。」
「お客様はお酒がお強いですからショートカクテルとさせて頂きましたが、オレンジジュースを多くしてロングカクテルにするレシピもございます。その場合ですと度数は14度前後で飲み易くなりますね。」
「そして今回、ご馳走するカクテルにこちらを選ばせて頂いたのは、こちら結婚式の食前酒で現在でも使われているためです♪ふふっ、暫くお見かけしていなかった理由が分かってホッとしました♪」
「改めまして、この度はおめでとうございます。心よりお祝い申し上げます。どうぞお幸せに!そしてこれからもどうぞ当店をご贔屓に♪」
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このカクテルが生まれたのは、禁酒法中のアメリカだったという説が濃厚でして、とても飲めたものではない粗悪なジンを飲むために当時のバーテンダーが工夫して出来たものだとか。
禁酒法はお酒好きの当方からすると、悪法も悪法・・・とポジショントークしてしまいますが、これがカクテルを大きく進化させた側面も否定できないんですよね。
当時のバーテンダーの努力を有難く享受させて頂く、というのも先人たちへのリスペクトと捉えていますね。
呪文
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4件のコメント
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居酒屋でも置いてあるぐらいのメジャーなお酒なのに
その誕生背景はえらくダーティーだったんですね🤔
禁酒法がカクテルというカテゴライズを進化させた感は否めませんね。
ステアの方は作り方簡単ですから、居酒屋さんでもありそうですね☺️
スクリュードライバーも禁酒法時代に生まれたと言われていますから、制限が発展を促進することもあるものだなと思いますね。
禁酒法時代でも「どうにか美味しいお酒を!」で頭を捻ってくれた、当時のバーテンダーさんには敬意ですね🤔
返信先: @
オレンジのカクテルなんですね😌
制限をかけられると色々と工夫をしていって変化が生まれるんですね。勉強になります☺️
はい、とてもシンプルですが美味しくて良くできたカクテルですよ🥰
「必要は発明の母」とも言いますが、カクテルにもそれが当てはまると思いますね🤔
美味しいお酒を使えなくなってしまったが故の、発想の転換になったのだと思います😌
返信先: @