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葛藤

使用したAI その他
「もう少し盛れ……いや、これ以上はプロポーションが崩れる。昨日調子に乗って人間を食べ過ぎた……」
路地裏にて自らの体型調節に苦戦する少女?が独り言を口にする。
幸運にも食糧となる人間を取り込めたのは良いのだが、自らの身体に回すには多すぎるが分体を作れるほどの量はない微妙な量のスライム体の処理に悩んでいた。捨ててしまっても良いのだが、一度手にしたものを切り離してしまうのもなんというか気が進まない。
「……ん?」
辺りを見回すと、偶然にも孤児の姿が視界に入った。ボロ切れを纏っていて手足は痩せ細っている。おそらく捨て子であろうそれを目にして彼女の脳裏に良いアイデアが浮かんだ。
「ねぇ、キミ。お腹空いてない?飴玉あげようか?」
人に擬態した彼女はその手に青色の玉を乗せて差し出す。
しかし、断じて飴玉などではない。彼女が余ったスライム体を利用して作り上げたスライムの核。
「飴じゃお腹は膨れないよ。でも、ありがと」
痩せ細っていて男女の区別もつかないような子供はそれを受け取ると口へと放り込んだ。
「大丈夫、じきになんでも食べられるようになるよ。お姉さんが保証する」
嘘ではない。それがその子の望んでいた姿かどうかは知らないが。
「変な人」
「変じゃないよ!」
人でも無いけれどとは今は言わない。

呪文

入力なし

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