フェンテスのハート博士
「……博士。毎度のことですが、どうしても協力していただけないのでしょうか?」
「しないよ〜。私は毎日ハートのメカを作るので忙しいから兵器開発の依頼なんてしてる暇が無いのです〜」
「博士。あなたが自身の製作したハートのメカを毎日各国の子どもたちや戦争で被害を受けた者らに贈っていること。それは素晴らしいと思いますし自分としても敬意を払います」
「いやあ照れるね〜」
「ですが、あなたの技術と才能があれば我が軍は更に強力となりヒノイやシラクレナの脅威から人々を守り、ひいては平和の実現に大きく近づ――」
「その平和を実現するまでどれだけの血を流すのかな〜?」
「………っ!?」
「ごめん。意地悪な質問だったね。別に君たちを否定してるわけじゃないよ。ただ私は別な道で血を流さない平和を作ろうとしてるんだ〜。武器や弾薬じゃなくて、私のハートでさ」
「博士……」
「ラブを広めればピースに繋がるでしょ〜。ラブ&ピースってね♡」
呪文
入力なし