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多クノ屍ヲ築イタソノ先ニ Promise of Robot Girls #4(ロボカノ外伝)

使用したAI その他
戦いが終わった…、
勝利はした、
けど、気分は晴れなかった
むしろ、彼らも心があったことに気づく

「お前は進めよ…」

リノはその顔に見覚えがあった
『背負いし者』、かつて、
彼らを殲滅しようと追ってきた相手である。

「その先に…俺たちを倒したことに意味があるのなら…」

リノは彼の手を握る。

「あなたの過去、見えた」

彼と戦う中で見えた、データを越えた
思い、彼はかつて、恋人がいた。

「はい、誕生日プレゼント」

「ありがとうスミス、私のために?」

「うん、君のために買ったんだ、ロボットが人間味溢れる感じってのは変かな」

恋人は首を横に振って

「嬉しいよ、」

それにと付け加えて

「人間もロボットも区別なんてない、大事なのは心が通ってるかどうかなんだよ」

「私には縁の遠いものだが、なんだか気持ちが温かくなる」

しかし…

命令が届く
任務は暗殺命令、
そこに記されたデータを
見て、はっとする

「マリア…」

あの時も雨が降っていた、

「私の思い出を見たのなら…話すことはない…これをお前に渡す」

手渡されたのは写真入りのペンダントだった

「これを日のよく当たる丘に埋めてほしい」

「わかった、あなたの思い受け取った」

彼は事切れた
瞳の奥が暗くなる、

少女は涙を流した
敵も味方も、憎悪の先にあったのは
虚しさだった、

「リノ、だよね」

あの時聞いた約束の声が背後からした





『命にふさわしい』amazarashi

https://youtu.be/HEf7p_7MjkM?si=tNhmgj9ibUY2rIZG

自分がロボットを生成しているなかで、
時折脳内で再生される音楽

本作も人間に従うロボットVS人間に反乱するロボット、これを聞いたとき、
あっ、ある『背負いし者』の過去の心中は冷徹な機械ではなく、悲しみと愛を背負った人間なんだなと涙腺崩壊してしまった。

前回
https://www.chichi-pui.com/posts/58dbce31-074d-4d79-8547-44573c4d9725/
次回
https://www.chichi-pui.com/posts/761c34ed-53dc-449b-b670-7133669ff7d9/

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