スケルトンライダー -Spider Riding Archer-
不死身の弓士 デッドライダーの話を...」
ここは冒険者の憩いの場。
ギルドに併設された酒場である。
依頼や仕事を終えた人々が集まり、
毎晩毎晩繫盛し 今日も今日とて賑わっている。
「デッドライダー... その話ならこの街で冒険者やってりゃ
耳が腐るくらいには聞く噂だよ」
「噂と言うかぁ あんた、
それが噂話ではなく事実ならどうするよ」
「ないない。
100年以上ここのギルドの依頼をこなし、
蜘蛛のバケモンに乗った凄腕の弓士なんているわけないだろ。
スケルトンやアンデットでもあるまいし...
酔っぱらいのホラ話でも信じてんのかお前は?」
「たはは これがいるんだなぁ。
奴はギルド内に余り滞在しないだけで」
「なんだデッドライダーと知り合いとでも言うのかお前」
「さてどうだろうな 噂話と否定していたきゃ
そうしていればいいさあんたは。
がしかしもし 俺がデッドライダーと知り合いだと
したらどうする気だい」
「そりゃ見せてもらうに決まっているだろ」
「あんたは奴の存在を否定していたんだ
奴と知り合いだとしてもタダでとはいかねぇな」
「わぁーたよ! そうだなぁ...
今夜のお前さんの酒代をおごろう、
ただし デッドライダーの姿だけじゃねぇ!
その噂の腕前や蜘蛛のバケモンも込みで見せろ」
「交渉成立って事でいいか?
今夜は馳走になるよ。
明日明後日にでも合わせてやるよ
デッドライダーにな...」
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