新春セールのお買い物 (剣道部主将)

2024/01/03

使用したAI NovelAI

「あのさあ、今年も買うのか」俺がウンザリしている。
「何を言うのだ? 刀や防具はロマンなのだ。下僕には分からんか?」
「だから下僕って言うのやめい!」
地元の大型スーパーの玩具売場で小学生の子供と混じって玩具の刀や防具を買い込む従姉弟。
昔からお年玉が入るとすぐに玩具の刀や防具を買い込むのは毎年行事だったが、小学生ならともかく高校生にもなっても変わらない。
悪いことに最近は「コスプレ」用の武者装束の小道具と言って堂々と買えるようになって更に病気が悪化した。
従姉弟は本当に武道をしているから玩具でも立ち振る舞いが本物で、妙に似合ってカッコいいのだ。
また、それを袋に入れないでセーラー服に、直接防具を付けて刀持って帰るから通行人がびっくりする。
おまけに見た目が良いから、写真まで希望してくる者もいる。
男ならやんわり断るが、それが女の子ばかりで断りにくいし、本人もノリノリで困る。
「あのさあ、金額足りない分俺が出したけど帰ったら清算してくれよ」
「うむ、下僕よそれはツケにしてくれ。それより喜べ! 我のコスプレ用の小道具が更に増えたぞ」
「あのなー」
調子のって買い込むから予算越えの五千円は俺が立て替えた。
まあ、お金は叔母さんから貰うからいいけどクソ暑い８月に名古屋の「コスプレサミット」に付きあわされるこっちの身にもなってほしい。

呪文

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イラストの呪文（プロンプト）

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