遥か家族 -Thinking of the family- アヤナギ荘 花火大会編2024⑤
「うぇっ‼急になんすか⁈」
「いやぁ~なに いつにもまして
イチノ殿の横顔が絵になるなと思いつい一枚...
何か考え事でもしてたんかい?」
「...少しね
妹達にもあの花火見せられたらなって」
「う~ん たしかに見せてみたいし、
見てみたいのぉ イチノ殿の妹達殿」
「フフ いつかそんな日が来たらいいっすね」
「ん?...イチノ殿
もしかしてややあきらめ気味か?
ならそれはいけないと思うぞ
あっし達のこの世界は奇跡が
身近に存在している...
可能性は0や1どころか
数十パーが当然な世界だ
だから...」
「あぁ ごめん...らしくないな
そうだったすね サンキューです」
夜空に咲き乱れた大輪。
その面影を残した煙は風に流れ、
やがて会場には最終演目のアナウンスが報じられた。
そしてアナウンスを聞いた弟ちゃんは
思い出したかのようにとある屋台へ向かった......。
↓前回↓
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呪文
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