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「もう…ずぶ濡れだよ…」と栞は濡れたスカートを絞りながら呟(つぶや)いた。
「俺も…あ、今日のプール授業のタオル!カバンの中にあるはず!」
突然の土砂降りに降られに降られて着ているのもは、内側の下着までびしょ濡れだ。
恒太はしゃがんでカバンの中を探し始めたが、その瞬間、見えてはいけないはずのものが急に視界の脇の方に飛び込んでくる。
(えええええええええええ???!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
「し、栞、見えてる…」
恒太は何とか必死で顔を背(そむ)けながら、栞に伝える。
栞は状況が把握できてないようで、一瞬ぽかんとしていたが、俺の慌て様を見て事の重大さに気付く。
「え?何?って、きゃあああああああああああああああああああ!!!!」「恒太のエッチ!!!!!!!」
「履いてないお前が悪いんだろ?何で履いてないんだよ?しかも上も透けて見えてるって……」
セーラーブラウスも透けて内肌までしっかりと見えている。ブラはしてない…
「きゃああああああああああああああ!!!!」
慌てて上も隠そうとする栞
「だ、だって、プールの時はいつも着替えるのが恥ずかしいから朝から制服の下に水着を着ていくの!!」
「で、なんでプール後に着替えてないんだよ?」
赤面しながら顔を背けた恒太が、自分は悪くないと必死で言い訳をするかのように栞に状況の理由を求める。
栞は恥ずかしそうに小声になって、
「今日は着替えを入れたポーチを忘れてきちゃったから…ブラもパンティも持ってないの!!濡れた水着の上から制服を着るわけにいかないし…まさかこんな雨に降られるとも思ってなかったんだもん!」
「しかも何で恒太と一緒の時なの?!」
久しぶりに恒太と二人で一緒の下校、さっきまで浮かれ気分だった気持ちが、この急な土砂降りのせいで奈落の底まで突き落とされたような気分になっていた。
恥ずかしさで赤面したまま、涙が出溢れてきそうな顔をした栞を見て、俺は居(い)た堪(たま)れない気持ちになって、ボソッと呟(つぶや)く
「ごめん」
栞からの反応はない、重たい空気が周囲を支配する。
栞がやっとのことで口を開く
「全部見えちゃったんだよね?」
「い、いや、ちゃんとは見てないから!!」と必死の恒太
「ちゃんとじゃないかもしれないけど、見たんだよね、上も下も…」
「……ごめん」
二人にまたしばらくの沈黙が続く、その間10秒ほどだっただろうか?
栞を意を決して口を開く
「じゃあ責任取って!」
一瞬戸惑う恒太
「責任?って何をすればいい?」
………
「全部見たんだもん、ちゃんと私をお嫁さんにしてね?」
………
聞こえるか聞こえないかの小さな声でそんな言葉が出てきた。

「えっ?」一瞬、理解できずどういう意味?と固まってしまう。そしてゆっくりとその意味が体に染みるように理解できてきた。でも、まさか、栞からそんなことを言われるとは……栞も異性として自分のことを好いていてくれているとは思ってなかったのだ。意識をすればするほど、今明らかにしかも急激に自分の顔が赤くなっているだろうことを感じていた。

栞とは幼馴染の腐れ縁の仲。俺は割と前から栞のことが好きだったけど、男として栞に好かれている自信は全くなかった。なのに、そういう対象としては見られていた?と思った瞬間、何だか急にドキドキが止まらない。

なかなか口から言葉が出てこない。きっとこの間も栞は辛そうな顔をしているのだろう。そう思うと恥ずかしがっていないで素直な気持ちを伝えなければという気持ちがどんどん強くなる。顔を上げ、不安で泣きそうな栞の顔をしっかりと見つめて、
「………栞さえ良ければ……」と立ち上がり、再度正面からしっかりと栞の目を見つめる恒太。
髪から垂れる水滴に涙が混ざって半泣きになっている栞の瞳から不安の影がスーッと消えていく。
もう栞の顔は安堵した表情、口元が緩み、少しの照れといつものいたずらな視線に戻っていた。
その表情を見て、恒太は嬉しさと安心を感じながら…(ろくでもないオチを付けたくなるので以下略)

☆シチュエーションを考えてショートストーリーを付けてみました。
☆ベースモデルをもうちょい年齢が上に見えるように出来ればよかったんですが、ちょっと若く見えますねw 
 これ実は21歳設定で出力してます(笑)

呪文

入力なし

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