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10月も中旬から下旬手前に差し掛かる10月16日...
神無月の十五夜を過ぎし、十六夜となる16日。
古来よりのお伽噺にて、土地神八百万の神が彼の地へ集まり、大事な会議をするんだとか?
地方から神が留守をする為、その土地はどうなることやら...

1万5千年後の太宰府天満宮では、毎年神無月に悩まされる巫女がおったそうな...


幻刃(だんだん...気配が濃ゆくなっていく...)
この時期、古代では神無くなるはずだった神無月。
しかし、この時代はその風情は無く、土地神、荒神、地主神が腹を割ってその住む土地ごとに会議をするのだが...

幻刃(それは良いのですが...ですがよ?少々騒ぎすぎるのが!それにここ最近は邪神もさりげに居るのが💦)
魑魅魍魎もここぞとばかりに悪さもする為、対応する幻刃のストレスは貯まる一方...

幻刃「休みたいなぁぁ...」
思わず弱音が出てしまう...愚痴る相手も居なければ暇もない。
それに、最近身体の調子もなんだか変だ...
だがそれを気にする暇もない幻刃は、務め事を処理していく。


月美「そんな訳で、神無月よ!キリキリっと神を迎えてさっさとお帰り頂くわよ!」
神も恐れぬ魔王一族。とりあえず福岡では各地神社で神の対応を分担してサクサク進めているのだが...
月美「んー、やっぱ混み合うのは太宰府かぁ💦あそこ集まりすぎなんよねぇ?」
執事「あの地は特別だろうし、致し方なかろう?」
毎年、太宰府へは他の神社より多く手を入れているが...

月美「いっちょ鞭ぶち込んで、籠もらないよう釘刺そうかね?」
執事「鞭と釘??」
はてなマークが執事を襲う。
月美「太宰府の皆もだけど、特に幻刃の負担が多くなるからねぇ、釘刺し要員を今夜にでも派遣しようかね...ラーヴィ、行ってくれる?」
執事「承知した」
月美「詳しい状況と対処法は現地で確認してね。それから」
執事「???なんだ???」

月美「幻刃をたらさんごとよ?あの娘、他に好きな人おるんやき」
しっかりそこも釘を刺す魔王女様。
執事「たらすって💦どうすればいいんだ?」
月美「幻刃には親しく接するな。兎に角任務集中で!」
執事「わかった、それじゃ」
一礼して去っていく執事...
月美(...大丈夫かしら???アタシ判断誤った???)
とはいえ、今最適結論は執事を太宰府に派遣することだった。
戦力要員でと、太宰府の宮司にも連絡する魔王女様。
神無月の動乱編、始めます(๑•̀ㅂ•́)و✧

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