最終話　自律型極小装甲兵器-鶏式

2023/10/07

使用したAI Stable Diffusion

前回④のつづき(最終話)
卵の中から出てきたのは……

ピシピシ…、パキッ　カチャン、カチャン。

ビート🐝「へ…？」

ロンド💚「おー？ニワトリかー？このままうまれてくるんだなー」

オクタヴ🐙「つんつん。かたいよぉこの子」

ゴスペル👻「へ～、この子たち機械でできてるんだね～。　…ん～？なんか聞こえるよ～？」

≪ザザッ…『こちらフェンテスの技術班です。シラクレナの方々、セントレイクの御仁、聞こえるだろうか。驚かせて申し訳ありません。実はそのロボットはもともと調査用に送り込んでいたものなのです。ご不快に思われるのも当然かと思う。しかし今は一刻を争う事態が生じてしまっているのです。この世界の神を名乗る存在が様々な眷属を生み出し、各地を襲っているのです。各国が力を合わせなければ事態は取り返しのつかないことになるでしょう。それで今は少しでも多くの戦力が欲しい。そこでこの鶏型のロボットなのですが、見た目はこれでも火力は申し分なく作られています。そして至る所に卵として隠されています。無理を承知でお願いします、どうか卵を回収しつつ各国の主力が集う中心地の要塞まで運んでいただけないでしょうか。近くまで行けば、それは自律型なので自動で要塞に戻ってくることができますから。でももし眷属に出くわしたなら自身の安全を一番に考えてください。もちろん、"それ"を使っていただいてもかまいません。眷属が発する瘴気を感じ取り交戦することができるようになっていますので。』≫

なんと。卵から孵ったのはフェンテス製の自律型兵器らしい。
これは危険な仕事だ。もう自分はすっかり回復したし、親切にしてくれたこの子たちに危険な目に遭ってほしくはない。自分がこれを承ろう。

ビート🐝「いやいや、急展開に面食らってるけど、どのみちどっこも危ないんでしょ？　それならうちらも行くって。それにこんなんでもシラクレナの民だよ？自分の身は自分で守れるよ」

ゴスペル👻「そ～そ～。人手は多いほうがいいみたいだしね～。それに私は視えないからだいじょ～ぶだよ～」

オクタヴ🐙「でもスぺちゃん、このひとからはみえてたよねぇ。」

ゴスペル👻「あはは～。そうだったね～。ま～だいじょ～ぶでしょ～」

オクタヴ🐙「あたしも水辺ならちょっとは自信あるよぉ」

ロンド💚「よくわかんないけど、タマゴさがせばいいんだろー？タマゴみつけるのはとくいだぞー」

すまない、ありがとう。
…そういうことだ、我々でもなんとかやってみる。

≪ザザッ…『感謝します。ご武運を』≫

では、最終局面だ。世界を救いに参ろう。

ビート🐝「なんかすごいことになったなー…。こういうときエレンがいてくれたらなー…。　…？」
オクタヴ🐙「こころづよいのにねぇ。　　…？」
ロンド💚「あいたいぞー。　　…？」
ゴスペル👻「あの不機嫌顔が懐かしいね～。　…？」

「「「「……エレンってだれだっけ？」」」」

終

ビート🐝「あ、そうだ、最後にちょっといいかな」

≪『なんでしょうか？』≫

ビート🐝「フェンテス製にしてはビジュアル酷くない？このロボット。あと展開も無茶苦茶だったね」

≪『……そういうメタいことは言ってはいけませんよ』≫

呪文

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イラストの呪文（プロンプト）

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