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旅の途中、道端に骸骨が転がっていた。
察するに野党の類いにでもあったのか、
ともかく、魔術師は哀れに思うなと同時に、骸骨から復元しようと試みた。
最初は髪が生え、臓器が生成され、肌が、
そして、最終的には1人の女の子が魔術師を見つめていた。
「お腹空いたのか」
コクッと頷く
話せないのか、はたまた、
話せない事情があるのか
とにかく、お腹を空かせた彼女の為に
パンと牛乳を用意した。
すると、ガツガツと、食べ物を口に運ぶ。
まるで、獣のように…
「もしかして、君は…人狼かい」
彼女はコクリと頷く、そして、口を開いた。
「殺すのか」
瞳には悲しみが宿っていた。
「殺さないよ…僕は君を放っておけなかっただけだから」
「そうか…じゃあ、私はこれを食べたらでてゆく」
「いや、待ってくれ、」
魔術師は放っておけなかった。
彼女は道端で頭蓋骨のみとなっていた。
「誰かに殺されたのか」
「お前に言って解決できるのか?」
「解決できる、できないかは定かではないけど、力になりたいんだ」
彼女はじっと見つめて…考える。
そして…口を開く
「しばらく、ここで暮らしてもいいか」
「もちろん」
こうして、人狼娘と魔術師の共同生活が始まった。
(猫メモ)
頭蓋骨から再生させようと髪の毛つけたり、皮膚つけたりしたら、こうなりました。人狼娘ちゃんとして、彼らの物語の続きを書きたいくらいに好きになりました。

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