【なんだこりゃストーリー付き】もう少し大きい方が良かった?そう…。
私は今、眼の前に一人?一匹?のヴァンパイアを名乗る女性に追い詰められていた。
「ワタクシ、気持ちよく眠っていたのにあなたに起こされてさ、いらいらするしお腹も空いてるのよ」
鍵があいていたのをいいことにずかずか乗り込んで、誰かいませんか、麺類的なものがあればなお助かるんですけど、などとわめいたのが失敗だったのかも知れない。
「ご存じ?人間の血って昂ってる時と恐怖に怯えている時とで味わいが全然違うの」
ヴァンパイアはくすくす嘲笑いながら近づいてくる。もう、逃げ場はない。
「ただ、脂ぎったジジイや骨と皮しかないババアは駄目ね。老廃物の味しかしない。その点、あなたなら大丈夫そう」
赤く光る瞳に射貫かれて身体は全く動かなくなる。そのまま柔らかな尻にのしかかられるに任せるしかなかった。
「まずは昂った時の血を頂こうかしら。ふふ、あなたも損はしないと思うわよ」
レオタードをはだけさせ、肌を露わにしていく。
命の危険があるからだろうか、いつもよりも一気に身体が反応…。
うーん。
せっかく襲われて生を終えるなら、もっと大きい方が良かったな…。
もはや悟りに至った目で控えめなそれを見つめながら。
そう思った。
思ったつもりが。
「そう…。いやね、別に命まで奪うつもりまではなかったんだけど。あー、気が変わったなー、あなたは極限の恐怖だけを味わってもらった方がいいかも知れないわね?」
しっかり声に出してしまっていたらしい。
あ、これ本格的に駄目かな。
せめて黙ってればいいことはできたかもなのになあ。
なんて思いながらわたしは洋館の地下に引きずられていった。
そして私は地下に造られた遊園地的な所で各種絶叫マシーンに1昼夜ローテーションで乗せ続けられ、極限の恐怖で怯え弱り切った所で血をジュージュー吸われて洋館の外にポイされた。
私、あの日から絶叫マシーンNGなんですよね。
-なんだこりゃエンド-
公式R-18企画で『ヴァンパイア』やってるの見かけたので、以前に別の企画で出した銀髪貴族お嬢様の夢ヴァンパイア(※)です。
リアルなエロ描写は苦手なのでその辺は他の方にお任せするとして、いい感じの酷いオチができたので私は満足ですw
しかしR-18ってエロであるという制約がある分、却ってストーリー性持たせるの難しいですね。。
※以前に投稿したやつ
https://www.chichi-pui.com/posts/1ce66f6b-b383-4f3b-9c62-41aab338ea17/
呪文
入力なし