Prototype&Untitled 2024-04-01 (1)
外は真っ暗で、近くにはコンビニの気配すらもない。スマホをいじろうにも、あまり電波が入らなくて使い物にならない。となると、あとは寝るくらいしかないのだが……。
「……はぁ。どうしたんだ、これ」
風呂を上がった後くらいから、俺のモノが元気いっぱいになっていた。身体が熱い。ムラムラする。まるで盛りがついた中学生のように、したくてしたくてたまらない。
「…………ッ」
自己処理をしようとペニスに触れた途端、フラッシュバックしたのは風呂場にやってきた里夏ちゃんの姿だった。今どき見ないたタイプの古いスクール水着を着て、背中を流しにきた里夏ちゃん。
(……何を考えてるんだ、俺は)
お風呂で抱きつかれてからというもの、里夏ちゃんのことが頭から焼きついて離れない。あんな子供に欲情する趣味なんてないはずなのに、今の俺は里夏ちゃんへのドス黒い性欲でいっぱいだ。
……一度だけ。射精してしまえば、きっと治るはず。心の中で里夏ちゃんに謝りながら、自慰に耽ろうとしたその時、とんとんと襖を叩く音がする。
「お兄さん、まだ起きていますか?」
入ってきたのは、今まさしくおかずにしようとしていた本人だった。風呂上がりなのか、パジャマ姿の彼女からほんのりと湯気があがっている。
下ろした髪の毛先がしっとり濡れており、身体から漂う石鹸の匂いが鼻腔をくすぐった。とっさに隠した屹立が、布団の下でいやらしくのたうち回る。
「……ふふ。苦しそうですね、お兄さん」
戸惑う俺をよそに、掛け布団が勢いよくはぎ取られた。剥き出しになったペニスをまじまじと見つめ、里夏ちゃんは「う、わぁ……」と上擦った声をあげている。さっと血の気が引く頭と対照的に、下半身へドクドクと血が集まっていく。
「すごぉい……。男の人のおちんちんって、こんなになっちゃうんですね。お母さんから、聞いてた通りです」
「な、何を、言って……」
「でも、駄目ですよ。一人でしちゃうなんて、もったいないです♥」
「っ……んんっ!?」
言うやいなや、里夏ちゃんは俺に抱きついて唇を深く重ねてきた。ぬるりとした小さな舌が口内へ滑りこみ、頭の中を乱暴にかき回す。
「ちゅ……ぅっ。はっ……ぁ、んん……っ♥」
じーんとした多幸感が、頭の奥でスパークする。汗ばんだ身体を押しつけながら、小さくなよなかな指が怒張をしっかりと握りしめた。
ひんやりした指先の感触に、背筋がぞくぞくと震え上がる。そのまま上下にしごかれ、駆けあがった感覚が耐えがたい快楽に変わって脳天を貫いた。
「ん、んっ、ん、んんん~~~~~~~っ!!」
びゅくんっ! びゅる、びゅるっ、びゅるるるるるっ!!!
抵抗する間もなく、俺は少女に唇をふさがれたまま射精していた。勢いよく放たれた精液がびしゃびしゃと降り注ぎ、俺と里夏ちゃんの顔と身体を汚していく。
「ん……ぷぁ……♥ すごぉい……。これが男の人の、せーえき……」
「う……あぁ……。ああああ……」
息を荒げる俺の頭を撫でると、立ち上がった里夏ちゃんが電球の紐をぱちりと引いた。辺りがさっと暗闇に包まれ、豆球の頼りない灯りだけが朧げに部屋を照らす。
「いいんですよ、そんなに我慢しなくて。お兄さんが持ってる常識なんて、ここでは捨ててしまっていいんです」
「や、やめ……」
「もっと、もっと、おかしくなっちゃってください。お兄さんがしたいように、いっぱいえっちなこと、してください♥」
パジャマのズボンを下着ごと脱ぎ去ると、里夏ちゃんはへたり込む俺の股座に股がってくる。割れ目をぐっしょりと濡らし、妖艶に微笑む里夏ちゃんは、昼間とはまるで別人のようだった。
呪文
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