せーんせ

2024/02/16

使用したAI ちちぷい生成機能

「やぁタツヒトくん。」

エプロンをクイクイと引かれる感触と共に、俺を呼ぶ可愛らしい声がする。見れば俺の受け持ちである『桃組』のタツヒトくんがこちらを見上げていた。

「おや？みんなとお外で遊ばないのかい？」

珍しいなと思いながら声をかける。
タツヒトくんは比較的おとなしい子ではあるが、体を動かすのも大好きな子で、園庭で遊ぶとなれば率先して飛び出していく様な活発な面も持っている。更に言えば、柔らかい物腰と気配り上手な性格で男女問わずに人気のある子だ。ぶっちゃけモテる。
今日だって先頭に立って園庭に駆けて行ったはずだ。
であるのに、何故か今、教室に戻って来ている。
何かあったのだろうか？
頭が痛くなっちゃったとか
お腹が痛くなっちゃったとか
それとも
外で誰かが怪我をした、とか？
だとしたら大変だ。大変だが・・・タツヒトくんが自分で言葉を発するのを待つ。こういう時、下手に慌てると子供達に動揺が広がり、不安からパニックになってしまう子もいるのだ。
だから努めてゆっくりと、彼の言葉を待つ。

「んとね・・・。」

「うん。」

「さっき、お片付けしなかった子がいたでしょ？せんせいが一人でお片付けしてるの見えたから、お手伝いしようかなって思って。」

・・・おぅ・・・。
想像を超えた答えが返って来てキュンとしてしまった。
どんな育て方をしたらこんな男前な子が育つんですか。後学の為に是非ともお伺いしたいです。てか、この歳でこの気遣いが出来るって凄い事だと思う。やはりモテる男というのは幼少期から普通とは違うのではなかろうか。
ま、それはそれとして。

「そっか、ありがとうね。じゃあお手伝いしてもらおうかな。」

俺がそう言うとタツヒトくんはパァッと表情を綻ばせ、床に散らばっているぬいぐるみを拾い集め始めた。
両手いっぱいに抱えて運んで行っては、棚の上に丁寧に並べてゆく。
おやまぁ並べ方も丁寧だこと。
つくづく”きちん”とした子だな。
・・・すいません、ホントにどんな躾け方をしてらっしゃるのか教えて下さい。切実に。

「せんせー、終わったよ？」

お？おぉ、手早いね。
ありがとう、助かったよ。

「ううん。せんせーのお手伝いできてうれしい。」

うっ！！
眩しい！！

呪文

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イラストの呪文（プロンプト）

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