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葵「ラーヴィ兄に、うち桜照胡葵は貴方が好きです。貴方の妻になりたいです」
まっすぐ、執事を見つめて告白する葵。
遠くで3つくしゃみしている気配だけがちらついたのは別だ。。。
じっと葵を見つめる執事。まっすぐ見つめている葵の姿に、美しい真剣が脳裏に映った。
執事(真剣か、、、)
真剣ならば、真剣で返すのが礼儀だ。
傷ついたとしても、方便で流しては失礼だろう。
葵の決意に覚悟を決める。
執事「すまないが、僕はまだ葵の気持ちには応えられない」
葵「・・・」
執事「まだ修行中の身だ。色恋沙汰に浮つく訳にはいかない。それは残り3人もそうだ」

葵「そっか...お姉ちゃんに、ミントちゃん、椿咲もそうなんやね?」
執事「ああ...」
葵「朴念仁やき、兄にへの好意に気づいてないっち思ってた」
執事「...気づきたくなかったんだがな...」
葵「なんで???」

執事「わからない。たとえ気づいても、相手の求道に応えれないから避けてたんだと思う」
葵「そっかぁ♪なるほど」
ゆっくり、一つずつわだかまりが解けていく。そんな感じに浸る葵。
葵「兄には、皆の事考えて、先送りにしてたんやね」
執事「いや、そこまでの配慮はしきれない。単なる自衛のほうが強かったと思う」
葵「"まだ"ならいずれは応えてくれるとして。ラーヴィ兄に、うちはもう覚悟しとるけん大丈夫ばい」
執事「葵??」

葵は執事の顔をそっと抱きしめて話す。
葵「生涯、何があろうと貴方を想い、愛する覚悟をね♪
まだ、うちも子供やけんどさ♪大人になっても、おばあちゃんになっても、命尽きたとしても...貴方のことを愛します」
潤んだ瞳でまっすぐ気持ちを伝える葵。自然と二人はキスを交わす。
葵「そやき、勝手に死なんでよ?絶対生きていて欲しい。無茶してほしくない。体大事にしてほしい」
執事「・・・」
葵「兄にの修業が終わって、気持ちが整うまで、うちは待つから♪」

執事「...強くなったな、葵は」
何故か、執事の目からうっすら涙がこぼれた。
葵「兄にのおかげやけん♪」
時間が過ぎ、ブライダルフェアの体験時間は終了した。


葵「んぁ~~~~~~♪かいほうかーーーーーーん!♪」
普段着に着替えての帰り道。多数の花嫁衣裳に着替えたり、化粧したりとゴテゴテしていたがそれからの解放に葵は背伸びをする。
執事「楽しめたのならよかったな」
葵「そやね~♪でも暫くはいいかな♪」
執事「ふむ、それじゃ帰ったら食事の配膳でもするか」
葵「ところでくさ、兄に的には、うちと、ミントちゃん、お姉ちゃん、椿咲の4人から誰を選ぶと?」
執事「!?今それを聞くか?」
葵「まぁね♪誰が今気になるとね~♪選ぶだけなら大丈夫やろ♪」
言いくるめられる、、、誰を選ぶ??それは今のところ既に決めている。
執事「葵だよ」

葵「うそ!?え!!!!」

執事「さて、帰るぞ。遅くなると3人がうるさいぞ?」
葵「まじかーーー♪うちも大好き♪ラーヴィ兄に♪」
6月15日土曜日の出来事。葵と執事の関係性が超絶UPした。

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