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「主よ、まだですか...」

文化祭が迫ったある日。何一つとして連絡のないまま私は、ずっと校門の前で主人を待ちわびていた。
時期が時期なので、恐らく学友と準備に励んでいるのだろう。
なに待ち続けるのは慣れている。彼の100年に比べれば増差もない。ただ主よ...閉校時間が過ぎて居られますぞ。連絡の一つでも下されば嬉しいのですが...

「私はどうすれば...」

主が既に帰宅していた事を私が知るのは、この数時間後であった。

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