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小豆しるこ2023/12/11 00:12

「御姉様
約束通り母上の着物を着て女装して参りました。」

いつでも厳格で正しい母上。
僕が生まれる少し前に父上を失い。
それでも悲しみにくれるでもなく、一生懸命僕を育ててくれた尊敬できる方だ。
母上は僕を愛し育ててくれたし、勿論僕も母上のことが大好きだ。

今宵、生まれて初めてそんな母上を決定的に裏切った。
それも、御姉様に可愛がっていただきたいなどと言う醜い欲望の為に。
それも、ただの着物ではない。これは父上との約束の着物らしく、それはそれは大事に大事にしてきたのを僕は知っている。

「フフッ、この間まで私に『婚約破棄だこの悪役令嬢め』なんて勇ましく言っていた方とは思えない程可愛くおなりですねわ•か•さ•ま•」

瞬間僕は羞恥で一杯になる。
そう、少し前まで僕は御姉様のことが大嫌いだった。
突然母上がつれてきたかと思うと、説明も無しに突然僕の婚約者だって。
しかもその時の母上の顔が、初めて見るほど深い憎悪で一杯で。
その憎悪を明らかに僕に向けていた……

「すいません、この間までの僕が間違っていました。だって、だってだって、御姉様が来てから母上がおかしくなって。まるで僕のことなんて忘れたみたいで。子供らしい嫉妬をしてしまいました」

「あらあら、嫉妬なんてつまらない理由で私はあんなに攻められたのですね。でしたらこれくらいの仕返しをしてもバチは当たりませんよね?」

御姉様はそう言ったあと、私に不思議な煙を……

続く

小豆しるこ2023/12/11 02:08
わた……ぼくが目を覚ました時。わ……くの体はすっかり変わっていた。
密かに友達と比べても小さいことがコンプレックスだったわたしのものがすっかり大きくなっていたから。

でも、男のわたしに有るはずの無いおっぱいをみた時羞恥心でいっぱいになって。
つい叫んでしまった。

「御姉様、何で私の体にこのような汚らわしいものが付いていらっしゃるのですか? このような、このような男性器等汚らわしい」

そう、女の私についているはずの無い大きな男性器を指差しながら。

「あらあら、やっぱり貴女はそちらを選ぶのですね。本当に貴女は昔から変わらない。私と愛し合えるはずのものを何度も何度も容易く捨て去ってしまう。私を深く愛しているはずなのに。生物としての本能が狂った可愛い子。でも、それは私の欲しい答えでは無いのよ」

御姉様は何事かを小さく呟かれた後。
優しい笑顔でこちらを向かれる。

「そうね、私の胸を見せてあげるから。それをおかずにしてそれをしごきなさい。そうすればすぐにその中からあなたのその最後の男の欠片など出ていってしまうわよ」

私はそれをみた瞬間汚らわしさなんて一瞬でどこかへ去っていき。
知らないはずのそれをまるで知っているかのように快感を引っ張り出す。
御姉様の素晴らしい胸のお陰か、知らないはずのかつてのそれが子供だましかのような快感が私を襲う。

「あ、あへ……」

冗談抜きで掴めるほどの何かが出てくる。
御姉様はそれをご覧になった後、一瞬だけ複雑な表情を浮かべた後また私に不思議な煙を放つ。

続く
小豆しるこ2023/12/11 02:10
@小豆しるこ私の腕とあそこに不思議な紋様が浮かび上がると、簡単にその不浄なものは掴み取ることが出来た。

そして、みるみる煙となると。
先程の不浄の汁に吸い込まれていく。

「さ、長かった夜もそろそろ終わりが近づいて来ましたね。その精液を貴女のお腹に塗り込むのですよ」

御姉様のご命令で無ければ触るのも気持ち悪いそれを、お腹に塗った時今まで以上の異変が私を包む。

「フフッ、おめでとう貴女の子供が出来たようよ。わかさ……いえ、もう違うのね。おめでとう98代目」

「ありがとうございます御姉様。私に御姉様との子供をくださるなんて」

これが天にも昇るような気持ちと言うやつなのでしょうか?
不覚にもその時始めて私は女性としての快感でいってしまったのだと思う。そう、その後に待ち受ける絶望も知らないで。

「違うわよ。言ったでしょ貴女の子供だって。その子は貴女と貴方との間の子供。次のあなた自身よ」

「そして、さようなら98代目……いえ空也ちゃん。全く、貴女もあいかわらず人が悪い。愛する子供につける名前じゃないですよ98(くうや)だなんて」

「だってどうしても私の後を継いで欲しかったのですもの。これで私もお役御免次は私が御姉様のご寵愛を受ける番ですわ96(くろ)のばばあに変わってね」

「やれやれ、その子が元服してまた私に会うまでのたったの13年間一緒にいる為に君達はいつも全てを投げ出すんだね97(くうな)。いや、ひどい話だよ私だって女だ自分の子が欲しい。それなのに旦那である君達は私との永遠の愛よりもたったの13年間の姉妹関係を望むのだから」

その会話を私は呆然としながら聞いていた。
何だ、最初に僕を裏切ったのは母上の方だったんだ。それもずっとずっと。

「そろそろ余裕も出てきたかい、くうや?きみには言って置かなければならないことがある。初代との約束で失敗しても100代までは君との結婚を維持すると初代と約束をしたんだが。100代も続くはずが無いと思って適当にした約束だったんだけどね。悪魔である僕にとって不本意な約束であっても約束は約束だ。いや、契約と言うべきか。私も君達を愛しているのは本当だ。是非私に君との子供をくれるようその子を教育してくれないだろうか?私達は契約を裏切れないんだ、頼む」

「そうしたら私はそうなるのでしょうか御姉様?」

「君が望むだけの富と名誉は約束する。勿論別のものが欲しいのなら……」

「でも、御姉様は私に一番欲しいものはくださらないのでしょう?」

「くうや!わかってるのかい?きみの子は一番可愛そうな子なんだ。その子の子の失敗は契約終了を意味する。失敗したら13年すらも与えられないんだぞ。」

「でも、この子が成功したら私が全てを失うのです御姉様。貴女はきっと成功した私とその子供だけを伴って地獄で永劫を生きるのでしょうね。それまでの全ての私達を捨て去って」

「頼むくうや、頼む……」

「フフッこの子が最も不幸な私なら、きっと私こそが一番幸せな私なのでしょうね。だって子供に裏切られないですむのですから。聞こえましてくうなのばばあ。この子が産まれるまでの1年そして12を迎えてて元服を迎えるまでの系13年を指折り数えることですわ。私に裏切られるまでの期間をね」

「くうや、きっと君は一番心が醜い君だ」

「あらあら、御姉様は恋に狂った人間を知らないだけです。でも、きっとそうなのでしょうね。100代の私が全て私の立場なら全員きっと同じことをする。100人の私が等しく全て醜いのです。でなければここまでかかりはしない。御姉様は人間をはかり間違えたのです。可愛そうな御姉様100代の私に裏切られ、そして次の誰かの100代も、そのつぎも永劫を悲しみに生きるなんて」

「君はかつて私を悪役令嬢だと言ったね。だが、真の悪役令嬢とは誰だったのだろうね?私かい?君かい?それとも、人間と言う生き物自体かな?」

ハハハ、君を愛してしまったばかりに私は……
私は……
わたしは……

「それではそのばばあをつれて行って下さいな御姉様。私は御姉様を待つ間の暇潰しにこの子に愛を注いであげますから。そう、そのばばあがやったように……ね」
小豆しるこ2023/12/11 02:19
@小豆しるこ何でイラストを描いてた筈なのに小説描いてるんだろう私
しかも無駄に疲れたわりとエロくないとか
正直私が一番ざまあされた気分ですよ

そのうち話のおちのイラストも追加するかも。イラスト作ってた時はこんなおちにするつもり無かったんです。
タイトルを適当に悪役令嬢なんてつけたばっかりに

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