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シロクロさんのところのキャラと設定をいただいた話の4話目です

原作になったのがシロクロさん作の
獣人の少女です↓
https://www.chichi-pui.com/posts/2bbb0b4e-0a60-4ce8-bfdc-b1fd39869bcd/

前話が↓です
https://www.chichi-pui.com/posts/a7dfa17c-3429-4d20-97ac-ee02e417e28c/

「駄目よイリス…それ以上行ったら戻れなくなってしまうわ…お姉ちゃんが絶対に守るんだから…」

こんなこと前にもあったような…
そう、あれはまだ皆が生きてた頃…

  愛し子よ…全てを忘れてあの高原に帰ろう…
    お前を悲しませるものはわしが全て遠ざけよう…

帰る?
忘れる?
そうだ、私は何かを忘れてるんだ…
大事な…大事な何かを…


「姉上!申し訳ありません。不浄なネクロマンサーに攻められて森が!!」

「ルーグ、私が何も知らないと思ってるのですか?貴女が大戦でネクロマンサーに恨みがあるのは知っていますが。今日来る方はエルフの霊の鎮魂で私が呼んだと説明したでしょうに…」

「ぐっ」

「ふう…今は貴女を攻めている場合じゃないですね…ルーグ私を運んでください…大戦で足を痛めたからと貴女に頼んだ私にも責があります」


そうだ、あれは子供の頃。
私には大好きな人間のお姉ちゃんが居たんだ。
獣人の私とは体力が違うから、家の中での遊びがほとんどだったけど…

良く一緒にお絵描きしたり。
私の絵を描いてくれて嬉しかった。
でも、あの頃の私は…もっとかわいく描いてよってお姉ちゃんを困らせたっけ。

本当は私よりもかわいく描いてくれて凄い嬉しかったのにね。
逆に私が描いた絵はどんなに下手でも褒めてくれたな…

一緒に歌を歌ったりもしたな。
楽しかった…

でも、そんな日は唐突に終わった。

お姉ちゃんの家族が唐突に引っ越すことになったんだ…
今思うと大戦が始まりそうだからお姉ちゃんの家族は引っ越したのかな?

でもその頃はそんなこと知らないから、凄く悲しかった…
裏切られたみたいだった…

その後はお絵描きしても面白くなかった。
例えどんなに綺麗に描けても。
どんなに面白い絵でも…

全然面白くなかった…
楽しくなかった…
悲しかったよ…

何で忘れてたんだろう?
ある日急に思い出せなくなった。


もしかしてあなたの仕業だったの?

私はもう大丈夫だよ。
お姉ちゃんにも会えた。

だから、今まで護ってくれてありがとう…


「お姉ちゃん!!」

そんな…こんなに衰弱して…私が…私のせいだ…
誰か、誰かお姉ちゃんを助けて…

「誰かお姉ちゃんを助けて!!」

「ふう、間に合いましたね…」



と言うわけで、後書き的な小話

はい、最初はルーグさん旅についてくる予定でした…
でもキャラ増やしたら予定話数で終わらないなってwww

姉は大戦の英雄なんて連れてったらパワーバランス崩れるから、最初から連れてかない予定でしたが。

どう考えてもついてきそうなフラグつんどいたけど。
最初は側近に騙されてるって設定で、お詫びでついてくるつもりでした。
姉からも経験を積んできなさいって送り出される的な感じで。
うん、エルフファンの方はすいません😅

エルフの森編3話予定だったけど…
次回終わる気がしないんですがw

今回も最初は回想に4枚も使う気なかったしな…

呪文

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