彷徨い姫
「......ここはどこ......?」
美しい瞳に不安の色を浮かべたプリンセスは、見知らぬ宮殿に戸惑いを隠せないまま、そっと呟いた。
「誰かいるの......? 私一人きりなの......?」
宮殿に響く彼女の声は小さく、はかない。足音を立てないよう、そっと進んでいく。
宮殿内は広大で、いくつもの扉と部屋が存在していた。しかし、どの扉も固く閉ざされているようで、容易に開く気配はない。
「どうして......誰か助けて......」
プリンセスの心に不安と孤独が押し寄せる。このまま何処とも知れない宮殿を彷徨い続けるのだろうかという思いが、彼女の小さな心を占領していく。
「もしかして......これは夢......?」
悪夢を見ているのではないかと、彼女は自分の頬に軽く触れてみる。確かに痛みを感じる。だが、この不思議な状況が夢なのか現実なのか、判断することはできない。
「誰か......ここから出して......」
そんな彼女の願いが通じたのか、突然、宮殿の奥深くに伸びる廊下の先に、一筋の光が差し込んだ。
「え......?」
光は優しく宮殿を照らし、プリンセスを導くように誘っているようだ。
「光......ここから出られるのかも......」
わずかな希望を抱き、彼女は光に向かって歩き始めた。ドレスの裾が床を滑るように進み、静寂を破る小さな音が宮殿に響く。
奥に進むにつれ、光は徐々に強さを増していく。そして、その光源と思われる部屋の前にたどり着いた。
「ここ......?」
恐る恐る扉を開けると、そこは豪華な装飾が施された広間だった。そして、その中央に、思わず息を呑む。
「きゃっ!」
プリンセスは可愛らしい悲鳴を上げた。そこには、これまでに見たことのない巨大な鏡が置かれていたのだ。その鏡は、宮殿の主であるかのように威厳に満ち、プリンセスを映し出している。
「な、何これ......こんなの見たことない......」
鏡の中には、宮殿に迷い込んだ彼女の姿がはっきりと映っていた。しかし......
「どうして......服が......」
プリンセスは自分の姿に見入った。鏡の中には、白いロングドレスの彼女ではなく、普段心の中で密かに憧れていた、大胆でセクシーなプリンセスとしての姿が映し出されている。
「こんなの......夢に決まってる......」
彼女は自分にそう言い聞かせたが、鏡の中の彼女は生きているかのように瞳を輝かせ、セクシーな微笑みを浮かべていた。
「でも......ここから出られるのかな......」
プリンセスは鏡に問いかけるように呟いた。すると、不思議なことに、鏡から声が聞こえてきたのだ。
「あなたが望むのなら......」
「え......?」
驚きを隠せないプリンセスに、鏡は続けた。
「この宮殿から出ることも、あなたの望みを叶えることもできるわ。ただし......」
「ただし......?」
「あなたの『秘められた欲望』を、私に捧げてくれるなら......」
彼女は呆然と立ち尽くした。プリンセスは果たして鏡になんと応えるか…
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基本方針をセットしてCommand R+ちゃんに頑張って考えてもらいました。(添削はした)
大規模LLMちゃん、「鏡に映った欲望に忠実な私」ネタが意外と好きなんだよなあ…
なんか有名なネタでもあるのかなあ。
さて、イラストのほうは、棒人間CNを利用して試し描かせした一品でございます。
過程はこんなでした!
https://x.com/SaliaYuhna/status/1817995397337596371/photo/1
https://x.com/SaliaYuhna/status/1817995835344629817
呪文
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イラストの呪文(プロンプト)
イラストの呪文(ネガティブプロンプト)
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