ルースト005詳説

2024/08/01

使用したAI Stable Diffusion

ニューナゴヤの大規模地下シェルター、ルースト005。

いまだ多くの人々が暮らすこの場所は、終末事変を予測した人々により突貫で建設されたため、ファンタジー世界のように超巨大空間の中にビルが乱立しているようなものではなく、ただひたすらに空間を確保すべく地中を網の目に掘り進められただけのもので、基本的にひたすら狭いトンネルが蟻の巣のように張り巡らされているイメージだ。

しかし、30年間を超える地下暮らしの中で人々はたくましく生き抜いてきた。
地下シェルターで人々がどのような生活を送っているのか、一部を紹介しよう。

①上流家庭住居
住居はきっちりとプライバシーもセキュリティも確保され、家の中では地上の暮らしと何ら変わらない生活を送ることができる。これは上流家庭向けの住居で、なんと３階建てである。通路には昼間は疑似太陽光の照明によって光が差し、地上気分を味わうことができる。

②一般家庭住居
住居の98%はこの形だ。通路の照明は薄暗いが、地下暮らしの者にとっては何の不満もないレベルだ。

③動物園
人類がシェルターに移動する際、種の保存を目的として様々な生き物が保護された。さながらノアの方舟だ。動物の飼育には多くの費用が掛かるため、昼間は動物園として収入を得ている。

④市場
疑似太陽光の照明を使い、地下でも豊富に野菜を収穫できている。基本的に無農薬栽培で、天候に左右されることもないため、むしろ野菜は地下産の方が高品質かもしれない。

⑤厩舎
牧場の建設は難しいため、基本的に家畜は一生を厩舎で過ごすことになる。しかしながらストレスへの対応は万全であり、良質な食肉を確保できている。

⑥墓地
通常、住人が他界してもお墓を建てることはできないが、生前に高額納税するか、もしくは遺族が高額の相続税を納めた場合のみお墓を立てることが許される。しかし地下における土地は非常に貴重なため、お墓が建てられるのは通路の道端にのみである。ちなみにシェルター内の土地を個人が所有することはできない。

⑦大空間
地下シェルターと言えどもそれなりの大きな空間は存在する。式典など人が集まるイベントが行われる際などに必要なためだ。そのほか、大型の機械などはこの空間に設置される。大空間には疑似太陽光の照明がふんだんに使用され、まるで地上にいるかのような明るさだ。

⑧レストラン
レストランは豊富に存在するが、広い空間は必要ないとの理由で、ほとんどのレストランは列車の食堂車のような縦長空間だ。大きなところでは店の長さが100メートルに達するところもある。

⑨病院
ルースト005が建設された当初は野戦病院のように感染症の対応に追われた時もあったが、医学、薬学の進歩、果ては寿命超越薬アムリタにより現在は病院が必要となる人はほとんどいない。そのため病院は開店休業状態で、医者は基本的に在宅ワークの副業を行っている。

⑩カジノ
人々が生活するには娯楽が必要だ。カジノは公営ギャンブルとして認められており、大人から子供までマナーを守って楽しんでいる。

⑪プール
シェルター内にはプールもある。水は地下水だけでなく、地表からも潤沢に得られるようになっているため常に綺麗な水が使用可能である。

⑫ショッピングモール
ルースト005では大空間に次ぐ広い空間に多くのお店が並んでいる。週末には多くの人々で賑わう人気のスポットだ。

以上、ルースト005の一部を紹介したが、最近、つきあたりの壁の向こうに第二のエリアが存在する可能性が示唆されている。世界崩壊前に運び込まれた何かを秘密裏に保管しているのではないか、という噂がまことしやかに流れているのである。

呪文

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