もしも彼女がTSしたら_09
「オッサン」こと田所重幸(たどころ・しげゆき)さんは、もともとやり手の営業マンだったが待遇改善を巡って上層部と対立し退職。
その後定職に有りつけず酒浸りのギャンブル漬けになり、妻・亜希子(あきこ)さんとも衝突し離婚、当時保育園児だった亜未は亜希子さんに引き取られてしまった。
その後も亜未とは一定額の養育費を振り込むことを条件に定期的に会ってはいるが、亜希子さんからきつくしつけられているのか、ずっとうわべだけの会話しかできていなかったらしい。
オッサン「まったく、アイツは相変わらずだな」
〈画像1枚目〉
亜未の家出の経緯を聴いたオッサンは、深いため息をついた。
亜未「長谷川さん、私、ここに住んでもいいですか?」
俺「ちょっ、何言ってるの亜未ちゃん」
亜未「その代わり家事は私が引き受けますから。私、料理には自信があるんで」
〈画像2枚目〉
ドヤ顔で胸を張る亜未。亜希子さんの帰りが遅い日は、亜未が自炊することもあるそうだ。
俺「まあそれは助かるけど……」
現状、見た目こそ若い男女一つ屋根の下だが、中身は男同士のシェアハウスである。
テーブルや床の上はエロ本やら空っぽのコンビニ弁当の容器やらが散らかり放題で、とても客人を呼べるような状況ではない。
〈画像3枚目〉
オッサン「いいじゃねえか。オレもその方がラクだし」
〈画像4枚目〉
亜未が目を円くしている。
亜未「やっぱりなんか変な感じ。言ってることはパパそのものなんだけど、このお姉さんがパパだなんて今もちょっと信じらんない」
俺「うん、それが普通だと思う」
冷静になった証拠だ。再会した時はその喜びの方が勝っていてそこまで考える余裕が無かったのだろう。
オッサン「『お姉ちゃん』と呼んでくれてもいいんだぞ?」
〈画像5枚目〉
ニカッと白い歯を見せるオッサン。
俺「やめてください! 話がこんがらがりますから」
俺は亜未にオッサンとのこれまでの経緯を説明した。
亜未「そんなことがあるんですね……。元に戻ることはできないんでしょうか?」
俺「わからない。もしかしたら一生このままかも」
亜未「パパはそれでいいの?」
〈画像6枚目〉
オッサン「オレは別に。どうせ戻ったところでロクなことないしな。だったらこのカラダでセカンドライフを楽しんだ方がいいや」
亜未「はあ。……でもひろみさんて凄く美人ですよね。スタイルもいいし、羨ましい」
俺・オッサン「「ん?」」
亜未「私なんて全然……」
俺「いや、亜未ちゃんだってキレイだと思うよ? まだまだこれからだって」
〈画像7〜9枚目〉
オッサン「他人(ヒト)のムスメに何口説いてんだオメェは!」
ドスッ
俺「イデッ!」
俺はオッサンから回し蹴りを食らってしまった。
うつむいていた亜未の顔が、少しだけ明るくなった。
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2件のコメント
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2か月ぶりですか。長いインターバルでしたけど、遡って読み返さなくても話の内容覚えてました。
次回からの展開に期待ですね😄
そしてここまでついて来てくださってありがとうございます。
今は様々な構想が頭の中を巡っている状態🔄なので、次の3連休中に続きを上げたいです。
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