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この激戦区となったノーマンズランドで、越夜隊のシスター達が密かに儀式を行っていた。
敵にバレないように入念に、綿密に準備を進める。
行う場所と“日の出る朝”と“月の出る夜”に儀式を分け、比較的少数で担当の儀式をしようという結論に至ったのだ。
儀式用に魔法陣を描くための特殊な高エネルギーを、密かに越夜隊が用意していた。

彼女達は一瞬の隙も見せず、儀式を続ける。
その祈りが静かに響き渡り、神の繭を制御下に置くための祝詞が唱えられた。

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