日常のリリスさん♪(愛する街カツリィティアを守るために剣を向けたリリス)
https://www.chichi-pui.com/posts/2d8f19e8-2973-47ac-af36-8715a75fad1f/
猫乃つづりさんのコメントをきっかけとして、続きを描いて&書いてみました<(_ _)>
猫乃つづりさんありがとうございます(*‘ω‘ *)。
あと、ちょっとだけ、前のイラスト(上のURL)も小説を追記しました<(_ _)>
(参考)リリスさんの紹介イラストは↓
https://www.chichi-pui.com/posts/644871b5-0026-4103-a53c-a3a7e9050985/
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タイトル:愛する街カツリィティアを守るために剣を向けたリリス
朝の街は、いつものように穏やかな空気に包まれていた。
昨夜の激しい戦闘が嘘のように、青空は澄み渡り、街を囲む森からは鳥のさえずりが聞こえてくる。
リリスは、街の大通りをゆっくりと歩いていた。
腰には、まだ戦いの余韻を宿したままの愛用の剣が収まっている。
銀色の長い髪が朝の光を受けて輝き、肩にかかるたびに優しく揺れた。
昨夜、街を襲った魔族の一団を撃退したのはリリスだった。
人々が恐れおののき、逃げ惑う中、たった一人で剣を抜き、街を守るために戦った。
その勇姿は、誰の目にも焼き付いている。
そんな彼女に、街の人々が次々と感謝の言葉をかけてくる。
「ありがとう、リリスさん! あんたがいなかったら、街は滅んでたよ!」
パン屋のオルガが店先から声を上げ、手にはまだ温かいふっくらしたパンを持っている。
「さあ、これを食べてくれ。昨夜の戦いのあとだ、腹も減ってるだろう?」
リリスは微笑み、軽く礼をしてパンを受け取った。
「ありがとう、オルガさん。でも、私一人だけの力じゃないわ。
みんなが街を守ろうと勇気を出してくれたおかげよ。」
その言葉に、オルガは照れくさそうに頭をかく。
すると、近くにいた小さな女の子がトコトコとリリスに近寄ってきた。
年の頃は、まだ6歳くらいだろうか。
ふわふわの髪が風に揺れ、小さな手には摘みたての白い花が握られている。
「ありがとう、リリスおねえさん! これ、お花!」
少女は目を輝かせながら花を差し出した。
その無邪気な笑顔に、リリスの心がじんわりと温かくなる。
彼女はそっと花を受け取り、しゃがんで少女と目線を合わせた。
「ありがとう、とっても綺麗なお花ね。お名前、教えてくれる?」
「ミナ!」
ミナは誇らしげに胸を張って名乗ると、少しはにかみながら続けた。
「おねえさん、これからも街にいてくれる?」
リリスは少し驚いたが、優しい笑みを浮かべて頷いた。
「もちろんよ、ミナ。またどこかで会えたら、そのとき一緒にお話ししましょうね。」
「うん!」
ミナは嬉しそうに笑って、小さな手を振りながら駆けていった。
リリスはその後ろ姿を見送ると、立ち上がり、改めて街の風景を見渡す。
あちこちから笑顔と感謝の言葉が寄せられ、彼女の心は少しずつ穏やかさを取り戻していった。
「リリスさん、またいつでも宿に泊まってくださいね!」
「次の収穫祭では、ぜひ一緒に踊ってくれよ!」
「ありがとう! 本当にありがとう!」
声をかけられるたびに、リリスは軽く手を振り返し、微笑んだ。
だが――その穏やかな空気の中、リリスの瞳に一瞬、鋭い光が宿った。
昨夜の戦いは、単なる偶然の襲撃ではなかった。
背後にもっと大きな力が潜んでいる――そんな予感が、胸の奥から消えない。
彼女はふと立ち止まり、街の遠くにそびえる山脈をじっと見つめた。
風がそっと吹き抜け、銀色の髪がひらりと揺れる。
「まだ終わりじゃないわね……。」
そのつぶやきは、誰にも聞こえなかった。
だが、彼女の心には次なる戦いへの決意が静かに灯っていた。
この街を――そして、ここに生きる人々の笑顔を守るために。
リリスの剣は、まだ休むことを許されないのだ。
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こんな感じで、イラストと小説書いてみました<(_ _)>
良かったら、見て読んで頂けたなら幸いです( *´艸`)
呪文
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2件のコメント
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ひでさんの小説を読むことができて嬉しいです(о´∀`о)
リリスさんの街カツリィティアを舞台に平和が、穏やかな日常となることができて、微笑ましいです。街のパン職人オルガさんがパンを差し入れたり、ミナちゃんがお花を贈ったり、魔族が敵対視される世界の中で、街の人達の心に彼女の行動がこれからの魔族意思の変革を起こすのではないかなと感じ、ワクワクしました。
そして、カツリィティアではまだまだ、暗い森の奥で蠢く何かを感じながら、この地にて、拠点防衛ファンタジーの始まりを感じさせる作品で面白かったです。
昼の間は、拠点構築および、魔物の発生場所アンクライヴァルトという名の大森林の調査
夕方には、受付嬢のヴァン・ケイジちゃんに頼み仲間を募り、今度はカツリィティアの民たちと協力して夜の刻に防衛を開始するのかなと、
本編以後はタワーディフェンスゲームとして楽しめる作品になりそうだなと、ニャンノ世界の方でも展開させたいなとなる物語になっていて胸が高鳴りました!
素敵な作品をありがとうございます!
また、小説が広がって書ければ幸いです~^^。深く御礼申し上げます<(_ _)>
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