(まとめ)
本文がすごく長くなってしまったので要約すると、
・中国の昔の衣装を出すプロンプトはHanfu(漢服)かTangzhuang(唐装)がよい。ただし唐装は満州風らしい
・Dalleは時代ごとの違いも出せる模様
・いわゆるチャイナドレスの話は②を見てね
です。
本文はお暇があれば見てみてください🙇
(以下本文)
これまでChinese Dressとかチャイナ服とプロンプトに入れて生成していたのですが、ついさっき「チャイナドレスは英語でChinese Dressって言わないよ。Cheongsamだよ」と知りました😳💦
チャイナドレスは和製英語だそうです。
『チャイナドレス(Wikipedia)』
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%83%A3%E3%82%A4%E3%83%8A%E3%83%89%E3%83%AC%E3%82%B9そこで、これを機会にカンフー着や人民服もまとめて、いわゆる中国服を生成するのに良いプロンプトを調べてみました。
※プロンプト研究を目的としてChatGPTとWikipediaを使って調べたので、ハルシネーションや正確さに欠けた情報の可能性が大いにあります。あらかじめご了承ください(要は「話半分に聞いておいてください」ということですw)。
※※China DressやChinese Dressでもいわゆるチャイナドレスは生成できるModelも多く、和製英語ですがプロンプトとして通用するようです。けしてChinese Dress不使用を呼びかける意図はありません。
ここでは大きく中国服を漢服、チャイナドレス、人民服に分けて調べました。
① 漢服
② チャイナドレス
③ 人民服
④ カンフー服
「漢服とは中国の民族衣装です。
みなさんはチャイナドレスはご存知かと思いますが、チャイナドレスは満洲族が起源です。」
『チャイボーグ研究所』https://chaiborg.jp/articles/18
時代ごとにデザインも変わったようなので、大まかな時代の区切りをChatGPTに教えてもらって再構成しました。
◎ChatGPTによる解説
漢服(はんふく)の時代ごとの主な漢服のカテゴリーやスタイルを紹介します。
1. 商・周朝(紀元前1600年頃 – 紀元前256年):
・漢服の初期形態が確立され、シンプルなローブが特徴です。
・衣(い、腰までの長さのチュニックで帯で締める)と裳(しょう、足首までの長さのスカート)が一般的でした。
2. 秦・漢朝(紀元前221年 – 220年):
・深衣(しんい、衣と裳を一体化した衣服)が普及しました。
・スタイルは比較的シンプルで、儒教の控えめな理想を反映しています。
3. 魏晋南北朝時代(220年 - 589年):
・広い袖と絹の使用が導入されました。
・衣装スタイルはより精巧になり、襦裙(じゅくん、クロスカラーのドレス)や褙子(べいし、長いチュニック)が人気でした。
4. 唐朝(618年 - 907年):
・袍裙(ほうくん、一種のドレス)や丸首のローブが流行しました。
5. 宋朝(960年 - 1279年):
・褙子や襦裙のバリエーションが登場しました。
・儒者や官僚のための直裾(ちょくきょ、裾がまっすぐなローブ)が導入されました。
6. 明朝(1368年 - 1644年):
・漢服の「黄金時代」とされています。
・丸首のローブが定着し、深衣の様々なスタイルが発展しました。
・女性の衣装には、様々な襦裙や袄裙(おうくん、ジャケットとスカート)が含まれていました。
これらのスタイルは、当時の慣習、哲学、社会階層、美的嗜好を反映しています。
また、これらの大まかなカテゴリーの中にも、地域、季節、機会、社会的地位などの要因によって影響を受ける数多くのバリエーションやサブスタイルがありました。(以上)
ということで、6つの各時代をプロンプトに入れた画像を生成してもらいました(1-6枚目)。
うーむ、違いがあるような無いような…
ちなみにただ「漢服( Hanfu)」と入れると7-8枚目のような画像がよく出ます(7-8枚目)。
ここで、他に中国服を表す英語に「唐装(Tangzhuang)」という表現があると分かったので、そちらで生成してみました(9-11枚目)。いい感じに私たちがイメージする中国服に近い画像が出てきました。
なお、唐装は満族式服装のチャイナ服だそうで、唐時代とは関係ないそうです。すみません。
https://en.wikipedia.org/wiki/Tangzhuang結論:Dalleは良い感じに、時代ごとの漢服の描き分けが出来そう。
(おまけ1)
Bingで「唐装」とだけ打ち込んでみました(12枚目)。唐時代風で出ましたねー。マダムヤンですねーw
(おまけ2)
プロンプト研究のご参考までに、英語で出てきた説明をベタ貼りしておきます。
1. Shang & Zhou Dynasties (c. 1600 BC – 256 BC):
* Early forms of Hanfu were established, characterized by simple robes.
* The Yi (衣, a narrow-cuffed, knee-length tunic tied with a sash) and the Shang (裳, a narrow, ankle-length skirt) were common.
2. Qin & Han Dynasties (221 BC – 220 AD):
* Shenyi (深衣) became popular, a garment integrating the Yi and the Shang into one piece.
* Styles were relatively simple, reflecting the Confucian ideal of modesty.
3. Wei, Jin, Northern and Southern Dynasties (220–589 AD):
* The introduction of wide sleeves and the extensive use of silk.
* Clothing styles became more elaborate, with the popularity of the cross-collared Ruqun (襦裙) and the Beizi (褙子, a long tunic).
4. Tang Dynasty (618–907 AD):
* Known for its prosperity and cosmopolitan culture.
* Influences from other cultures, leading to innovative and diverse clothing styles.
* The Poqun (袍裙), a type of dress, and the round-necked robe were popular.
5. Song Dynasty (960–1279 AD):
* Characterized by elegant and refined fashion.
* The emergence of the Beizi (a type of straight, knee-length tunic) and variations of the Ruqun.
* The introduction of the Zhiju (直裾, a straight-hemmed robe) for scholars and officials.
6. Ming Dynasty (1368–1644 AD):
* Considered the "golden age" of Hanfu.
* The style was formalized with the popularization of the round-necked robe and the development of various styles of Shenyi.
* Women's clothing included a variety of Ruqun and Aoqun (袄裙, a jacket with a skirt).