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スマホファミリー/日はまた昇る(R18版)

使用したAI その他
(全年齢版では描けなかったところから始まります、また、この話は前作『スマホファミリー/朝日は昇る』 https://www.chichi-pui.com/posts/02c368c2-f560-4d4b-8efa-b395566835ed/ の後を描いた話になっております)

私はいい子ではなかった。
あのとき、助けたのも、沖くんが自分を見てるようで腹立たしかっただけ、
自分で前に向こうとせず、
どうしようもない現状に足踏みしてる
そのクセ、いいこな風をよそおった
わがままで嫌いな私

私と沖くん

悩みは違うけど、
通ずるものはあった

私の中の心にある一つの悪夢(トラウマ)
家族写真だ、
初めて撮ったときのことを忘れない。

「直子、今日は家族写真を撮る」

「家族写真?いいよ、撮ろう」

私は疑問に思いながらも、尊敬し信頼していたお父さんに従った。
写真館につき、
お母さんとお父さんの後をついていく。
それから、写真を撮るときの
真っ白なスクリーン状と床の場所に
籠が3つ置いてあった。

「では、ご当主様」

「あぁ」

すると、父は上着を脱いで、籠の方へと入れる

「お父さん、何してるの?」

お父さんに限ったことではなかった。
お母さんも服を脱いでいる。
無表情にただ粛々と…
衣を一つ、一つ脱衣籠に入れていく

「直子、」

気づけば、家族のなかで、
裸になっていないのは
私だけだった。
お父さんとお母さんの露になった下部には陰毛が生え、お父さんの方には肉の棒が勃っていた。

「お父さん、お母さん…」

嫌だった、普通に写真を撮りたかった、
まさかこんなことをしなきゃいけないなんて

「お父さん、こんなの可笑しいよ…」

「力を受け継ぐってのはこういうことなんだよ…」

お父さんはどこか寂しさと切なさ、
どこか言い知れぬ怒り、
しかし変えられない無力さを伴った顔をしていた

「なおこ、ぬぎなさい」
「でも…地道に呪文は」
「はやく脱ぐのよ!」

お母さんは鬼のような顔でいった、
私は何か言おうとした、
けど、言うのを諦めて脱いでいった。

それが、最初の家族記念写真だった。

それからは、私が1歳成長するたびに写真を撮っていく、
もう、心の中は押し殺して、
それ以来、自分の家族とは話を聞かなくなった。
学校は楽しくなかった。
だけど、表向きは笑顔で接した、
家のために、
家では無表情にご飯を食べ、無機質に寝る
唯一、心を開ける相手は沖くんただ一人だった。
それは昔から家が近かったからというのもあるし、お互い遊びに行ったりしていた。

「直子のパパの呪文すごいなぁ、カッコよくて真似したくなる!」

「ふふん、だって最高のスマホマスターなんだから」

「じゃあ、直子は大きくなったら、スマホマスターを超えてスマホゴッド略してスマ子どぉ?」

「ゴッド成分どっかいったのね、でも悪い気はしないわ」

そして、沖くんは親しみをこめてスマ子と呼んでいた。
話してて気分がワクワクしたものだった。
ポカポカするともいうか、何というか…
それから、時がたって、あの出来事があった後、
沖くんはスマホ力がなく、苛められて不登校になっているのをしった。

朝、登校するのが辛かった、
イライラしていた世界の全てに
スマホ力は努力してなんとかなるものだと思っていた、けれど、裏切られた…
沖くんは、不登校、けれど、私は学校にいかなきゃいけない、嫌といえばまた、平手打ちをくらうから、不登校できるあの人が羨ましかった、羨ましさが次第にイライラへと変わっていって、

ピンポーン

チャイムを鳴らした

その後、僕はスマ子と結婚し、家族にも恵まれ順風満帆な人生を送っている。
今の僕が此処に立っているのは、スマ子がいや、直子があのとき、励ましてくれたおかげだった。

「あのさ、直子」
「どうしたの?沖くん」

僕は沖、皆からはスタンドと呼ばれ
馬鹿にされてきた。
けど、直子だけは沖と名前で呼んでくれる。
なぜ、彼女を好きになったのか、
そういう周りに左右されない力強いところにひかれたのだろう。

「今度さ家族写真撮らないか?」

「家族写真…ね…」

彼女の顔が暗くなる。
写真を撮るということは、
一般人の僕らにとっては普通に写真を撮るという意味であったが、
彼女の場合は違う、

「違うんだ、ただ写真を撮りたいだけなんだ」

「うん、わかってる」

微笑んではいるが心の奥ではあのトラウマのようなことが,スマホ力を有する家系の宿命がそうさせているのだろう。

スマホ力を増幅させるには、2つの方法があった。1つは魔力を錬成する、これは地道で根気のいる作業だ。
ならば、人なる生き物は効率を求める。
その2つ目が
スマホ力を持つもの同士が裸で撮影するということだ。
好きでもないのに裸になるなんて嫌だったんだろうな…
僕は彼女の境遇に同情した。
彼女は僕と似ている……

「あのさ、トラウマは…」
「沖くん、しっ今はこの子たちが起きちゃう」
「うっうん、そうだね…」
僕は彼女の言葉に従い、帰宅の途につく

それからしばらくして…
夕方の帰り道、
僕たちの子は成長し、
子供は母さんに預けて
夫婦でデートをしたときのこと…

「あのとき、沖くんが言いかけてたことわかるよ」
「えっ?」

僕は久々のことだから何のことかすぐには思い出せなかった

「えっと、何だっけ?っていて」
「トラウマのことだよ、私だったからよかったけど仕事でこんなことしてたらダメだよ」
「すっすみません直子さん…イテテ」
「わかればよし!」

彼女は力いっぱいに微笑む、
大人になっても、僕の心を晴れやかにした笑顔は健在だった。
だから、今度は僕が君の傍にいて支えたいんだ

「沖くんに昔、言ったこと思い出してさ」

「「なら、誰がどう言おうと自分で進むべきじゃない!」…だよね直子さん」

「似ているのがムカつくわね…ぷっでも、この言葉を言った本人がトラウマに囚われ続けてるなんて嫌な話だよね」

「そんなことないよ!」

僕は彼女の肩を強く握りしめた

「わっ!?沖くんいたいよ」

周りの人たちの視線が僕らに集まる、
けどそんなこと構うもんか

「あっごめん、人間、誰しも器用には生きれないんだよ…だって、僕も自分の殻に閉じ籠っていたわけだし…」

「ふっそれもそうね、あのとき、私ね、本当は君を救いたくて言った言葉じゃないの」

「えっ?」

「自分勝手だよね、あんなことがあった後だからむしゃくしゃしてたの、そして、閉じ籠ってる沖くんをみて、あっ私なんだと思ったの、そして、自分に対する怒りで壊したんだ」

だから、と一呼吸おいて、彼女は振り向く

「自分勝手なんだ…私って」

直子さんが本心を言ってくれた。
おそらく、ずっと隠してきたことだったんだ。
重荷を背負って、家の期待を背負って、
誰にも言えぬ苦しみをずっとその胸に、
救ってくれた彼女に対して、僕は黙って彼女を抱き締める。
それが僕にできることだと思ったから。

(あとがき)
本来深夜枠だからえちえちにするつもりが、書いてるうちにもっと丁寧に描きたくなったなぁでこんなに長くなってしまった。でも、読んで心に何かくるものがあったとしたら嬉しいです。

これは画像部分をギャルゲーとエロゲーの組分けのように全年齢版とR18版に分けなくちゃなぁ

前作
スマホファミリー/朝日は昇る
https://www.chichi-pui.com/posts/02c368c2-f560-4d4b-8efa-b395566835ed/

通常版のイラスト
https://www.chichi-pui.com/posts/63ab5fd2-6032-4387-b7a2-9769c1297ea1/

次回
(仮)家族写真を撮る(全年齢版/R18版)で出せたらなと

(追記)
6月5日のR18デイリーランキング(呪文なし)で29位になりました。
肉にちなんでスマホファミリーは肉料理でお祝いするってのもありかなと思いました。
いいね、励みになります。
AIさんも喜んでいるようです。
「ふん、別にあんたのために描いてるわけじゃないからね!」
AIさんはツンデレのようです。(微笑ましい)

呪文

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