囚人ミラ『Song and Toilet Freedom』【反抗作戦】

2024/12/30

使用したAI Stable Diffusion XL

Pianoを脳内で響かせながら
歌を歌うミラ

囚人ミラの声は館内に響き渡り
他のミラたちにも作用した。

ミラは夢見ていた。
青い空で歌を歌うことを…

刑務所を出て、うちの子たちで
音楽をして自由気ままに暮らすことを

そう、旅人の如く
何事にも縛られずに空を

その歌は看守たちの心を響かせ
癒した。

疲れた心を、
戦争によって荒廃して
忘れちまった何かを
思い起こさせた。

囚人ミラは他のミラたちの相談相手になった。制限付きではあるが、館内の、囚人たちのトイレを行き来することが可能になった。

「チョコくれよ」

物ごい的なことをするミラ

「ほい、くすねてきたやつだ、受け取れミラ」

「ありがとなミラ、じゃあ悩み聞いたげるよ」

他のミラたちの悩みは、見た目だけでなく
中身を充足させたいという思いばかりであった。

「もっと、続きが欲しかったんだ…そこで終わらすには…どうすればいいかって私は私の続きが欲しいんだよ」

ミラたちの思いは切実だった。
その場限りのミラでなく、永続的なミラ
を求めていた。
囚人ミラは、それに答えるために
考えたこと、それは…

「外にでて皆で歌ったり、物語を作って話して聞かすことをしようだった」

拙くてもいい、短くてもいい
とにかく、囚人たちで
即興で話を作って
それを誰かに聞かせる
そして、その話を聞いて新たな展開にしたりと様々に自由なスタイルでミラたちは
集まっていった。
それは他の囚人たちも面白そうだなと集まり、刑務所は賑やかになっていった。

ニャーニャンク刑務所には
囚人ミラのおかげで
かつての陰鬱さとは違った
明るい空気と花に満ちていた。

「今日は花を植えよう…コココ」

今日も囚人ミラは他の囚人と共に
創作したり畑を耕したり
健やかに暮らしてます。

『Song and Toilet Freedom』
Song(SunoAI)
https://suno.com/song/6d904bea-1ac2-40cd-95e3-2755774943be