【樹海のかみさま】図書室での再会:かみさまに似た女の子
【ハーメルン掲載】紫陽花の季節に会いましょう著:樹海のかみさま ーメス堕ちENDを回避したい男の娘ヒロインは闇堕ちしてみることにしたー1章22話:絶対ヒロインになんてならないよりインスパイア
チャイムの音、授業開始5分前か。流石に時間が少ないな。持って帰って教室で読むとしよう。
そう決断し、本を閉じた時、ふと何を思ったか図書室の窓の方が気になった。
なんだか心がざわざわする。嫌な感じではない。けれど、歩みを進めてもいけないと思った。だって進めてしまったら見てしまうから。
けれどひどく好奇心に駆られた僕は、何かに導かれるように図書室の窓へと歩を進めた。進めてしまった。
窓際、開け放たれた窓から桜花の香りが漂い、ふんわりと月光色のカーテンが揺れる。
其処にいた人物は机からゆったりと体を起こすと、まだ眠そうに目を擦った。
その一挙手一投足から目が離せない。
月光色の髪も瞳も、そのあどけない顔立ちも、すらっと伸びた手脚や病的なほど真っ白な肌も、その全てが僕を救ってくれたあの方を象徴する要素そのままだったから。
固まったまま動けない僕を見て、眠そうな少女は言った。
「ふぁあああ……おはよ〜。どしたのきみ? 幽霊でもみたような顔してるよ?」
貴方を知ってる。
けれど、そんな表情は知らない。
僕のよく知ってる『かみさま』の顔をした少女が、僕の知らない表情であどけない笑みを浮かべていた。
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