じんちゅう
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そして、我らはそれを古き習わしだとは思いたくないゆえ
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彼女が存在するは、無限の檻。
永遠に定着し、そこに根差す花となった。
この世界の根底に位置し、この世界の根となった。
彼女の幸せを星は考える。
我らは忘れた。遠き日故。貴様らの10代前の記憶は記録はあるか?
これはそれより遥か昔ゆえ。
覚えておらぬ。
ここにいる、星の記録のみが彼女を記憶する。
だが、それもいいのだろう。
花嫁こそが幸せを規定し、それを訴えることができる。
「私は満足してますゆえ」
結婚は檻。
約束の彼方。
……あなたの”結婚”の概念と何が違いましたか。
きっと多くは違わぬゆえ。
ゆめゆめお考えくだされや。
やや、めでたし。
呪文
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