ヴァンパイアお嬢「大丈夫だ問題無い。吸わせてもらうぞ」
「い、いや、血を吸われるのは遠慮します」
「遠慮するな。今まで味わったことのない快楽を教えてやろう」
「・・・ほんと?」
ちょっと興味出てきた少年。
「もう、私抜きではいられなくなるぞ」
「そ、それはちょっと・・・。ぼ、僕には好きな人がいるから」
少年はほほを染めた。ヴァンパイアがぴくりと眉間を動かした。
「では、その相手も一緒に虜にしてやろう」
「そ、それはちょっと・・・。虜にしたいのは僕に対してなので」
「では、そなたが眷属にすればよい」
「そういう、一方的な強制とか催眠みたいなのはちょっと・・・」
ヴァンパイアがもう一度ぴくりと眉間を動かした。
「・・・大丈夫だ問題無い」
苦笑いしながら言った。
「大丈夫と言われましても・・・」
少年は首をかしげて腕を組んで考える。
『あー、めんどくせー男だな!』
「なんか、めんどくせーとか思ってません?」
「そ、そんなことはない!」
『やべー、こいつやべー、読まれてるのか?』
「大丈夫だ問題無い。吸わせてもらうぞ」
「え?」
結局、強硬手段でおいしくいただいたのでした。
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ChiChi-puiの「ヴァンパイア」企画と
華燦風鈴さん主催企画「顔アップ」 参加作品です(^^)
他の皆様の作品群には全く及ばないですが(^^;
「顔アップ」企画開催ページ↓
https://www.chichi-pui.com/events/user-events/9693afac-9fc0-a95a-8edf-7d3813935c33/
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