小説書いてみました<(_ _)> イラスト3枚あり
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【戦闘 力を解放したヤマタノオロチのテーマ】
カッコ良い戦闘曲を選定しました。
以下のURLに行き、再生「▶」を押すと曲が聴けます<(_ _)>
Sunoで、ひでが作曲:英語で作っております
https://suno.com/song/e940cf25-9fdb-4016-a623-0d10da95f2acこの曲は、私のどこかの創作のテーマ曲として活用するかもしれませんが、その際の重複はご了承ください<(_ _)>
なお、曲が終わると、Sumoの仕様で別人の曲が継続して再生となる場合があります(個人毎の設定による)。
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【小説について】
七つ目の首が地に落ちた瞬間、ヤマタノオロチは不気味な沈黙を破るように、凄まじい咆哮を上げた。その声は、まるで大地の奥底から響き渡り、天空にまで届くかのようだった。地面は大きく揺れ、周囲の木々が倒れるほどの衝撃が広がる。空には暗雲が立ちこめ、稲妻が走り、世界がまさに終わりを迎えようとしているかのような雰囲気に包まれた。
「フハハハ…これで終わると思ったか?ここからが本当の地獄だ!」と、ヤマタノオロチは歪んだ笑みを浮かべ、低く嘲笑った。その声はまるで死者の声のように冷たく、耳を裂くほどの響きを持っていた。
ヤマタノオロチの体は次第に膨れ上がり、その巨大な姿はさらに異様さを増していった。漆黒の光が彼の全身を覆い、その鱗は鋼のように硬く、さらに鋭くなり、闇を裂くような邪悪な光を放ち始める。大地を包むオーラはまるで地獄の淵から吹き出す悪風のようで、空気が重く、呼吸すら困難なほどだった。
「見よ、これが竜魔王の本当の姿だ!この鱗を貫けるものなど、この世界に存在しない!」
ヤマタノオロチの声は雷鳴のごとく轟き、大地が裂けるような音を伴い、彼の巨体が完全に解放される。その姿は、もはや竜という存在を超え、世界そのものを飲み込んでしまいそうな、圧倒的な力と威圧感を漂わせていた。天空に彼の影が覆いかぶさり、夜の帳が一層濃くなり、世界全体が絶望に包まれる。
だが、スサノオはその光景に全く怯むことなく、焔神剣を手に、全身に力を漲らせた。彼の目には、ただひたすらにヤマタノオロチを滅ぼすという使命が燃え上がっていた。炎の力を宿した焔神剣は、スサノオの意志と共にさらに輝きを増し、剣の刃はまばゆい白炎を放ち、周囲の空気すら焼き尽くすように揺らめいていた。その光は、まるで夜空を裂いて昼をもたらすかのように強烈だった。
「焔神剣よ、神々の力を我が手に!すべての炎を集え!」
スサノオの叫びは、まるで彼自身が神と一体となったかのように、天と地を貫く。ヤマタノオロチは巨体を震わせ、大地を砕くかの如く、彼に襲いかかる。その動きはまるで暴風が荒れ狂うようで、鋼鉄の鱗が空を裂き、巨大な尾が山をも砕きながらスサノオを狙う。
しかし、スサノオは一瞬の隙も見逃さず、その巨体をかわしては炎の残像を描くように、ヤマタノオロチの周囲を駆け巡った。まるで一瞬で移動するかのように彼の動きは速く、次々と襲いかかる一撃をことごとく避けていった。ヤマタノオロチの攻撃は地を砕き、空を引き裂くほどの威力を持っていたが、スサノオは風のように軽やかに舞い、その巨体を翻弄した。
そして、決定的な瞬間が訪れた。ヤマタノオロチが巨大な頭を持ち上げ、全ての力を込めて咆哮を放つ。その咆哮は、雷鳴をも凌ぐほどの音量で空を裂き、震え上がる大地をさらに揺るがせた。しかし、その一瞬の隙こそが、スサノオにとって勝利のための決定打だった。
スサノオは渾身の力で地を蹴り、一気に跳躍する。そして、焔神剣を高々と掲げ、そのままヤマタノオロチの喉元へと飛びかかった。剣の刃はまばゆく白炎を放ちながら、空を切り裂く。その光は眩しく、まるで天の裂け目から降り注ぐ太陽のように輝きわたった。
「これで終わりだ、ヤマタノオロチ!」
スサノオの剣がヤマタノオロチの鱗に触れた瞬間、白炎が火山の噴火のごとく炸裂した。その炎は瞬く間にヤマタノオロチの体を包み込み、巨体は火柱のように燃え上がった。鱗が次々と焦げ付き、鋼鉄のような硬さを誇ったその身体が白炎の力によって破壊され、内部から焼かれていく。
「グアアアアアアアアッ!」
ヤマタノオロチの断末魔の叫びが轟き、地面が大きく揺れた。その叫びは空に響き渡り、まるで大地そのものが崩壊していくかのようだった。だが、スサノオの炎は止むことなく、さらに勢いを増して燃え続け、ヤマタノオロチの体全体を焼き尽くしていった。
ついに、ヤマタノオロチの巨体が崩れ落ち、最後の頭がスサノオの一撃によって地面に沈むと、白炎は竜の全身を灰に変え、その姿を完全に消し去った。ヤマタノオロチは、もはや二度と蘇ることなく、完全に滅び去ったのだ。戦いが終わり、スサノオは勝利を手にした。
しかし、スサノオは、その勝利が決して喜びに満ちたものではなかったことを知ることになる…。
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続く