ザ・ラストドラゴン(ドラゴンコンテスト遅刻)
……大遅刻です、本当に申し訳ありません。
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昔話をしてあげる
世界が破滅に向かっていた頃の話よ
神様は人間族やエルフ族、ドワーフ族達人類全てを救いたいと思ってた
だから手を差し伸べた
でもその度に、人間達は互いに争い続け、平穏と共存を選ぼうとはしなかった。
神様の作ろうとする秩序を受け入れようとしなかった
神様は困惑した
人間は救われることを望んでいないのかって
でも神様は、人間達を救ってあげたかった
だから、自身の代理となる究極の生命体を生み出し、世界に送り込むことにした
そいつは『ドラゴン』って呼ばれたらしいわ
なにもかもを黒く焼き尽くす、死を告げる巨竜
これは本当の話よ
ずっと昔の、私の何代も前のお婆ちゃんが見た伝説の生物
この世界に最後に残ったドラゴン、その姿を見たのよ
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ひとつ昔話をしよう
あるドラゴンがいた
今の世界を憎み、自ら世界の支配者になろうとしたドラゴンだ
都市を焼き、人々を殺戮したのもその所業のひとつだ
善良なドラゴンもいた
今の世界を愛し、そして守ろうとしてもう一方のドラゴンと戦い……そして何処かへと姿を消した
この話には教訓がある
一度生まれたものはそう簡単には死なない
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……統一暦1904年にガレウム大陸にて目撃された2体のアーチドラゴンを最後に世界中で純種のドラゴンは目撃されていない。
生物学者は半ばUMAとしてドラゴンを扱い、魔法学者も実際のサンプルがどうかですら定かでない遺物を研究するに留まっている。
しかし、オースタイン市郊外で発生した2体のドラゴンが戦闘したとされている場所を調査した結果、その痕跡からして当時の軍事・科学技術を大幅に超越した規模の戦闘があったと推測されている。
戦闘の結果、最後に残った黒いアーチドラゴンについては、百年以上が経過した現在でも、一種の都市伝説として話題に上ることがあるほどである。
痕跡等から分析されたドラゴンの詳細は以下の通りである。
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アーチドラゴン・ブラック
体長:170m(尾部含む)
体高:50m(胴体部)
翼幅:180m
体重:約1万トン
最大走行速度:時速300km超
最大飛行速度:マッハ3超
能力:超音速飛行、各種古代魔法、体内の熱核反応を利用したブレス
ブレス出力:約20キロトン(TNT換算)
防御力:RHA装甲換算で約700mm前後・近距離において自らのブレスの余波に耐えうる
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変身後: https://www.chichi-pui.com/posts/2ea112a0-dc63-4bff-90f3-9b5217654520/
呪文
入力なし