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勇者の子孫が仕損じる

使用したAI NovelAI
「許してくれよ!な!な!」
盗賊のアジトになっている、とある塔の上層階にて。
目の前の盗賊達は私達の姿を見つけると襲いかかってきたものの、歯が立たないと分かると手のひらを返して命乞いを始める。
盗んだ物を返して反省してくれるなら、この盗賊達をこれ以上どうこうする気はない。
盗品を受け取ったのならすぐに持ち主に返しに行こう。盗賊達に背を向けて階下へ降りる階段の方へ。

「馬鹿が。甘いんだよ」
すぐ耳元で声が聞こえた!
振り返るよりも早く、腕を取られて引っ張られる。
盗賊のリーダーらしき男は私の腕を引いたまま塔から身を投げる??!!
お、落ちるっっっ!
急降下する体が突然急上昇を始める。
盗賊の手を見ると「旅の翼」が握られている。

「お前は俺達のもう一つのアジトに招待するよ。」

塔が見る見る小さくなっていく。
仲間達が何かこちらを見て叫んでいるみたいだけど聞こえない。ごめん、私の判断が間違ってた・・


「ツンツン頭の勇者の子孫なんて言うからてっきり男だと思い込んでたんだが、まさか女だとはなぁ。大盗賊の俺様が女に負けたと世間に知れたら舐められちまうからなぁ。みっちりこの体に礼はさせてもらうぞ!」
もう一つのアジトに到着してすぐに私は盗賊団に囲まれ武器を取られ捕えられた。
私が女だと分かると、リーダーの男は服を脱ぎ捨て私の顔に自らのそそり立ったものをペチペチ叩きつけて来る。
「俺の聞いた話じゃ、海の向こうでも勇者の子孫があと2人魔王討伐に旅立ったらしいが。本当にお前勇者の血を引いてるのか?こんなデケェ乳ぶら下げてヨォ。」
えっ?私以外にあと2人勇者の血を引くものが?
そんな話聞いた事ない、けど・・・。
確かに勇者の血を引くものが私以外にいても何も不思議ではない。
ショックではあったけれど、正直肩の荷は降りた。
今まで私が魔王を倒さないといけないと言うプレッシャーに何度も押し潰されそうになった。
でも私の他にも勇者の子孫が魔王討伐に旅立ったのなら。私がここで命を落としても・・

「何ニヤケてるんだよ。お前には俺様のガキでも産んでもらうか?俺様と勇者の子孫の血を引くお前の間に生まれたガキならきっと大物になるに違いない」

何日経ったんだろう?
リーダーの男は飽きもせず何度も何度も私を犯す。

ある日アジトの周辺が慌ただしくなった。
いつもならリーダーの男が現れてる頃なのに今日はまだ現れない。
誰かの叫び声が聞こえる。
戦闘が行われてる?
物音がどんどん近づいて来る。
そして目の前に現れたのは塔で別れた仲間達だった。

牢から助け出された私は仲間達とすぐにアジトを後にする。どうやらリーダーは逃げたらしい。
仲間達は大体察しがついているようだ。私も後に続く。

「また おまえらかっ!」
追いついた私達に、逃げられないとわかった盗賊団のリーダーは部下達と共に剣を抜き、こちらに襲いかかって来る。

今度はこっちが意味でのお礼させてもらわないと。


「許してくれよ!な!な!」
「いいえ。いいえ。いいえ。いいえ。」
許したくないんだけど、何度で拒否してもリーダーは引き下がらない。

「そんな事言わずに許して・ぐぉぉっ・」
剛を煮やした仲間の武闘家がリーダーの腹に拳を叩き込む。
リーダーの見開かれた目の中の黒目がグルンと回転して、白目を剥きながら体が崩れ落ちる。
「許すわけないだろうが!」


この後盗賊団は役人に引き渡された。

魔王は討伐された私達の手によって。
結局他の勇者の子孫に会う事は無かった。

噂では魔王の右腕を倒してくれたとか、志半ばで力尽きたとか情報が飛び交っている。
でも、本当にいるなら会ってみたい。

魔王なき今、新たな目的を胸に私は再び旅に出る。

呪文

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