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遊び人は賢者の為に

使用したAI NovelAI
また今日も賢者は食事の後1人食堂を後にする。
勇者、戦士と顔を見合わせる。
「どうしたんだろう?前まであんな事無かったのにな。心配事でもあるのかな。」
勇者は分からないようだったが、私は何となくわかる。私がこのパーティーに入ってきてからだ。
それしか理由無いじゃん。
「ちょっと私行って来るわ」

彼女は街から少し離れた小川の辺りで川を見下ろす斜面に腰を下ろしていた。
近づく私に気付いて少し驚いたような顔をして立ち上がり掛けたが、また俯いて座り込んだ。
私もその横に腰を下ろす。
しばらくの沈黙の後、私の方から話しかけた。
「あのさ・・・私の事・・嫌い?」
賢者とは対照的な職業の遊び人。
彼女にはチャラチャラした馬鹿な能天気な人間だと思われているのだろう。
「いえ、決して嫌いというわけでは・・・ただ、賢者って何なんだろうって疑問に思えてきて。」
?どういう意味だろう??
頭の悪い私には分からないけど。私は世界中の人達に笑顔になって欲しいからこの職業に就いたんだ。
同じパーティーのたった1人の人を笑顔に出来なくて何が遊び人だ!
再び話しかけようとした時、背後から話しかけられる。
上品とは決して言えないような男達。
「こんな所で女が2人。それもとびっきりの美女と来たもんだ。俺達と一緒に遊ばねえか?」
くそっ!せっかく腹を割って話そうとしてる時に!
横の賢者が立ち上がると私を庇うように前に立つ。
「すいませんが、今2人で大事なお話をしていますので、2人にしていただけませんか?」
言葉は丁寧だが語気が強い。
「そんな事言わずに頼むから遊んでくれよ。こっちは長い事ご無沙汰でムラムラしてんだから。」
迫り来る男達に賢者は杖を構えて・・・
動きが止まる。あれ、呪文の詠唱は?
背後から横に回ると賢者は口をパクパクしている。
「賢者の姉ちゃんには声をかける前に後ろから呪文封じしてあるから安心して俺達と遊ぼうぜ。」
賢者が呪文使えない今、戦闘では役に立てない私だけでは男達に敵うわけもなく、男達のアジトに連れて行かれてしまった。

男達の先程の口ぶりから私達の体が目当てなのだろう。なら私が役に立てる事は一つ。
リーダーらしき男に近づき声をかける。
「私が全員の相手するから彼女は解放してあげて。お願い聞いてくれたら、私のスペシャルな必殺技でみんな骨抜きにしてあげるからぁ?ねっ❤️」
男は考え込んでいたが、
「解放は出来ねぇなぁ。お前が逃げ出さねぇように人質として手元には置いとく。お前の頑張り次第だな。」
横で話を聞いていた賢者は驚いた顔をしている。
口を開いて何か言おうとしていたがそれを遮り、
私は安心させるように賢者に話しかける。
「大丈夫、大丈夫だから。私は遊び人だよ。こういう事は経験豊富だから。あなたの事は私が絶対守るから。」

本当はほとんど経験無いんだけどな。
なんかスペシャルな必殺技考えないと!

呪文

入力なし

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