りっぱなにんげん
だってなんどもころぶんだ。
なんにもできないとみんなもいうんだ。
まるでてあしがないみたい。
なんでこんなにできないんだろう。
みんながうちゅうじんにみえる。
だからけっしんするんだ。
りっぱなにんげんになってやろう。
……はて、りっぱなにんげんってなんだろう?
えじそん、りんかーん、はたまたとくがわいえやすになればいいのかな?
でもそのひとたちはなんでもできたんだろうか?
でんきをよむとかれらはおなじひとみたい。
あれ?うちゅうじんはどこいった?
立派な人間になってやろう。
一歩一歩転ぶ理由を考えて、次は転ばないようにする?
ううん。転び方を変えて受け身をとれるようにしてもいい。
何でもはできないけれど。
転ぶこともやめられないけれど。
しっかり立つのが、立派な人間。
立つ派閥。なんていうのはおじさんが過ぎるだろうか。
忘れないでいたい。
転んだこと。けっしんした日。みんなが宇宙人に見えた日。
自分の手足を信じられなくなった日。
きっと宇宙の中の、銀河の中の、光る星の中の、惑星の中の、
小さな小さな生き物だから。
きっととても力不足なんだ。
ずっとずっと。果てはない。
でも、小さく転んだ君に。
優しい転び方を教えるくらいはできるだろう。
立派にはなれなかった。
きっとあと数日で成り切れるものでもないだろう。
だから、君へ。少し長い言葉を贈ろうと思う。
聞いて、くれるだろうか?
呪文
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