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「この状況……あの女狐は楽しんでるのだろうな」法務大臣は苦虫を噛み潰したような顔で囁やく。そのあからさまな態度に苦笑いをしながら副大臣は財務大臣からの書簡を大臣に見せる「よく分かりますね🙄その財務大臣から貴方宛てに書簡が届きました」……出された書簡を見る。
法務大臣「(-_-)ジーッ………😮‍💨」
副大臣「どうしました?」
法務大臣「やはりあの女は相容れぬ女狐だったようだ•••丁寧に美麗字句を並べ立てて書かれちゃいるが要約すると【法案は貴族院で採決され可決されましたので関連のある大臣の方々はさっさと法案の草案を提督に提出して議会の承認を得ろ😃さっさとその為の予算案をこちらに寄越せ精査して気に入らなければ突き返してやる😊ささっと法整備を進めろ😠私はウェスティリア湾開港祭を楽しみにしてるの!邪魔する奴は税を貪り取っちゃうぞ❤️特にそこの偏屈法務大臣さん😏】だとよ。」
書簡を読み上げた法務大臣に副大臣はこの二人は本当にしょうがないなと心のなかで思う。
副大臣「で?どうします?」
法務大臣「どうもこうもねーな……俺が気に喰わなくてもウェスティリア湾開港祭は滞りなく開催されるさ、それにこの国を潤す大事な金の卵を潰すほど俺も馬鹿じゃない。俺達の役割は度を越した馬鹿や腹黒い商人がウェスティリア湾開港祭に現れない又は文句なく対処出来る様にするのが仕事だ。」
副大臣「ということは?」
法務大臣「人を集めろ!草案作りを始めるぞ!」

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