六丈坂日尊道『眼敵チャカって秒でランナウェイ』【ニャンノ世界】

『Runner and Grorias』
Song(SunoAI)
https://suno.com/song/522ed170-46f4-460a-a2bb-ea0991f3baf6?sh=LYbNam1voaPlNRPm

理を滅し、
ヤドルガンズ帝国の帝機アイアンリッターを破壊する。

このチャカを六丈坂にもたらせたら…
例え、敵が巨大兵器なれど
撃って貫かれる。

機動兵器群は破壊される…
研究成果、戦果あげれども…
超人の前では数多けれど無力に等しい

「あれは、なんだ大佐！」

「あんたが、大佐か…ヤドルガンズ帝国の…」

相対す大佐のこめかみに銃を当てる。

「やっやめろ！私は金持ちだ！許してくれ！許せ！ほら、かね…」

脳天を貫く鉄の弾で
敵の大佐、もといヤドルガンズの指揮官は死んだ。

「こちら、六丈…暴れまわってた帝国の兵器は殲滅したよ…」

ヤドルガンズ帝国…
異界からやって来た侵略国家軍である。
機動兵器アイアンリッターを軸に鋼鉄の機甲師団で、ニャンノ世界を侵略しにきた。
悪人面集会として、世界征服の障害となり、彼らの存在によって、ノスタリア共和国は傀儡すら立てられる危機にあった。

「彼方の世界では、ヤドルガンズが世界征服したのか…」

誠に恐ろしいものである…
彼方の世界では、帝国という１個の国家として集約され、東西南北、全てが帝国領という、いわば、地球はヤドルガンズ星として名称を変えていた。

ニャンノ世界において、彼らの存在は天秤を乱す危険性があり、現在、ゆりなヴェルモとゆりなヴァルツ、ゆりなヴェリッシモが乗る、ガンダムペルシェが対応に当たっている。

つまり、こういうことだ…
ニャンノ世界は、帝国の世界とは異なる…そして、時空の狭間でうまくいったことは全て夢物語に帰すだろうということを…

その点に関して、全国悪人面集会は感謝しており、天秤管理機関『背負いし者』の対応に喜んだ。

ニャンノ世界、組織形態、組織のあり方はことなれど世界単位で見れば、同じ仲間なのだから。

白い雪がふぶく…寒き風…曇天の雲が、辺りを散らす…兵器開発局を破壊せよとの
指示が六丈坂にくだされる。
図略局員として、全国悪人面集会の一員として、六丈坂は紫煙を漂わせながら
道中の敵を破壊していく…
彼女以外、味方はいない…
理由は味方がいると…全力を出せないし、何しろ彼女自体が軍単位の強さを誇るのだから、それはある種の逸脱者であり、
規格外の能力を秘めていた。

【六本指の六丈坂】

彼女の異名を知った時、
既に冥府にいるのだから…

固有戦場『六粛場』を展開させる

この領域に踏みいるものは、
彼女の隙すらも画策され、
粛々と粛清され、斬首されるのだ。

忍ルマスターは死んだ…
このことが
ケモミミ合衆国によって
どんなに痛手なことかは
わかっていた。
だからこそ、スペアを用意していたわけだ

「謎脳海産物研究所と試案基研究所による賜物ですな、ワカメからケモミミに変換し、これを、即戦力にするとは」

「そうです、増えるワカメならぬ増えるケモミミなのです…ククク」

謎脳海博士はケモミミを揺らして
喜んでいた。
試案基博士も同じく…

「もっと、ケモミミを作りましょう…そして、世界をケモミミにするためのケモミミ補完計画を」

「そうだよ、ケモミミこそが全てをケモミミにするのであるケモミミ…」

2人のケモミミが合わさるとき、
それはすさまじき爆発を生む。
ケモミミ合衆国は、忍ルマスターすらも
主戦力としていたのだ。

だが、彼女にとって、その事は
六丈坂にとっては石ころのような存在であり、気にも止めていなかった。
だが、目の前に相対す、
忍ルマスターを見て、チャカを向け理解する。

「なるほどな…お前はクローンってことなのか、ご名答…、長らく私は培養液にいたからね、外にでられてよかったよ…」

忍ルマスターは不敵に笑う…

「記憶は引き継がれるんでね…、さぁアナタヲ殺しましょうか」

ケラケラと笑う忍ルマスター

「そうか…ならば死ね」

紫煙に包まれし高速の魔弾が
忍ルマスターの顔面に、額を貫通するかのように思えた。
固有戦場内では、発動者にバフがかかり、
それは、発動者の起こす一挙一投足にまで、適用される。
固有戦場『六粛場』は、いわば、
相手を殺す為の処刑場であった。
文脈上になぞらえて、同じ忍ルマスターであるならば、ここで死ぬことだろう…
だが、忍ルマスターの姿のみが「同じ」であるだけならば…

固有戦場『忍廻即番』

六丈坂は眼を疑う…
自分以外にも固有戦場を使うものが…
それも、かつて倒した者が扱うとは

「ふっ、面白い…殺しがいがあるってもんだぁ！」

六丈坂は武装マホウを変え、
2丁拳銃へと切り替える

相手は近接戦、飛び道具が来たとしても、
銃で撃ちかえせばいい

駆ける小さきケモミミが、
零距離で攻撃せんと肉薄する。

六丈坂の脳裏で浮かぶ
コトバ…
ケモミミ…ケモミミ…

「なんだと、」

ニャンノ世界で『ケモミミ』は
弱点であった…
だが、もし、カテゴリにするなら
ケモミミ…ケモミミ…にしなくてはならないほどに、手間のこんだものだった。

六丈坂は彼女を寄せ付けまいと
射撃する…絶対不可避の弾道を避け
短刀を召喚する

「ー零斬滅殺ー」

忍ルマの放つ射程零からの攻撃は
遠距離武器のみであれば対応は不可避であった。近接武器でない限りは両断される
攻撃、そう、近接武器を持ち合わせていない相手なら、忍ルマスターは倒せたのだ。

「残念…だね、忍ルマスター、惜しかった…いや、本当に惜しかったよ」

ー零斬滅殺ーで、彼女が忍ルマスターが与えた一撃は、髪を一本斬っただけ…

「がはっ…あはは…いじょうだろ…」

忍ルマスター2号は知る…
彼女がなぜ、六丈坂の異名を知った者は
既に冥府にいることを…

「負けたわ、1号」

「あれは…狂者だよ…私たちが勝つには同じく何度も何度でも、この物語を構築しなくてはならないかもな…」

固有戦場は育まれる…
それは物語という土台をもとにして、
紡がれ、その物語の文字の積み重ねが
固有戦場へと反映される

忍ルマスターの固有戦場は、
『忍廻即番』はヒット&アウェイの極致である。防御を捨て、回避と攻撃を極限まで作戦遂行を高める忍の最高峰に至ることができた。だが、彼女の致命的弱点は
忍ルマスターはまだ日が浅かったのだ…

経験の差が、如実に現れていたのを把握した謎脳海博士と試案基博士は、ニヤニヤと笑う。

「えへへへ、これはいい経験となりましたね」

「えぇ、ケモミミ合衆国を通して、新たなシナリオが浮かびました」

ノスタリア戦域、忍ルマスターは敗北したことで、ケモミミ合衆国は撤退する。
つまり、ケモミミ合衆国は敗北したのである。ニャンノ世界においては…
もし、六丈坂がいなければ、ノスタリア共和国がケモミミ合衆国に敗北し、ケモミミ合衆国領になっていたかもしれない…
だが、それは別の世界線の話…
六丈坂の存在が六本指が、忍ルマスターにとっての障害となっていたことは言うまでもなかった。

【六本指の六丈坂】

その手は冥府へおくる道へと続いている…

そして、曇天を見て、
笑顔になる。

「後輩くん、戦争は終わらないよ…ノスタリア戦域は、これからも…、そう、人が進化を求める限り続くのだから…」

彼女の瞳は悲哀よりも喜びに満ちていた
戦争は愚かな行為としりつつも、
自身の中にある怪物を止めることは
不可能だった。
ならば、戦いに身をやつす…
それこそが彼女を満足させる唯一の方法であるのだから…