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サラトバから魔王城へ帰還したノヴァは、ひふみさんとヒフミさんの協力により手に入れたダイヤハルコンの剣を見ていた。
美しく、静かに存在感を放つその剣からは、間違いなく今の状況を打破するパワーを感じる。

これを魔界から人間界に侵入している奴らが持てば、人間界は危機に陥るだろう。

だが、ノヴァはそれを良しとしない。
人間とは共存するべきだ。
サラトバでの経験は、ノヴァのその思いを強くさせた。

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ひふみワークスでの日々は楽しいものだった。
いろいろなことを体験した。

無理を言って、武器の製造を体験させてもらえた。

開校祭りというものに参加するため、初めて水着というものも着た。

お世話になったヒフミちゃん・ひふみさんを驚かすため、
得意の氷魔法でグランゼンに雪を降らせたとき、ヒフミちゃんの笑顔を見て幸せに感じた。
水不足の解決にはならないけれど、グランゼンの人たちも喜んでいた。

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考えは間違っていなかった。
やはり人間とは共存するべきだ。

だが、それを人間たちが阻止する。魔界を排除する。
人間たちの考えを変えるにはどうすれば良いか。
平和のため、自分には何ができるだろうか。

ノヴァは考えを目巡らせつつ、じっと剣を見つめていた。

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この話は、ひふみさんの「ひふみワークス」シリーズ完結を受けて、私が独自のエピローグを考えたものです。
https://www.chichi-pui.com/posts/c884959e-a1d9-4df2-8c03-b240bb7dff55/

ひふみさん、うちの子ノヴァを長きに渡って素晴らしい作品で活躍させてくれて、本当にありがとうございました。

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