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竜追いの手記。
それは竜に魅せられた一人の人間が残した一冊の手帳。
そして今より語られるのは その手記の一部となる...。

妖精に珍しい竜について何か知らないか尋ねたところ、
この森に住まう妖精竜の翁を紹介された。

その純白の鱗は美しく 妖艶な羽は光に反射し、
虹彩に煌めいては 神聖さを放っていた。

私は妖精と同じように対話する事ができるかもと思い、
その翁に幾らか言葉を問いかけてみた。
だが やはり直接的な意思の疎通はできないようだ。
しかしこちらの問に対し 応える様な仕草をしたことから、
言語 あるいは思念的な疎通は行えるようだった。

翁がゆっくりと移動をはじめ 私もその方向について行くと、
そこには四季様々な植物が混在し 動物や妖精達がくつろいでいた。

その光景は正に"妖精の楽土"であり、
翁含め 妖精達は春の花見でもしている様だった...。

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